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【短編小説】卒業式⑮「最終回」
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【短編小説】卒業式①〜⑮ 完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】卒業式① https://nana-music.com/sounds/05432286 【短編小説】卒業式② https://nana-music.com/sounds/0543cdbd 【短編小説】卒業式③ https://nana-music.com/sounds/0545b746 【短編小説】卒業式④ https://nana-music.com/sounds/05464546 【短編小説】卒業式⑤ https://nana-music.com/sounds/05472276 【短編小説】卒業式⑥ https://nana-music.com/sounds/05483fc8 【短編小説】卒業式⑦ https://nana-music.com/sounds/054ba570 【短編小説】卒業式⑧ https://nana-music.com/sounds/054c0c40 【短編小説】卒業式⑨ https://nana-music.com/sounds/054c5c5f 【短編小説】卒業式⑩ https://nana-music.com/sounds/054cd631 【短編小説】卒業式⑪ https://nana-music.com/sounds/054d6267 【短編小説】卒業式⑫ https://nana-music.com/sounds/054d9912 【短編小説】卒業式⑬ https://nana-music.com/sounds/054e1781 【短編小説】卒業式⑭ https://nana-music.com/sounds/054ed850 【短編小説】卒業式⑮「最終回」  僕はユウコからコユキを追い掛けるよう言われ、コユキを追い掛けた。しかしその途中で、追い掛けるのを止めたのだ。  それは僕の心の中に、本当はユウコの事が好きだと言う感情が芽生えたからであった。  だから僕は二人と別れた後、大学受験の第一志望を千葉大学ではなく、ユウコと同じ北海道大学としたのだった。  勿論、両親からの意向も有り、後期日程で試験を受け、僕は合格を勝ち取る事が出来たのだ。この時、既に卒業式も終わって居り、僕は美術部の仲間で高校に集まる事となったのである。  僕はユウコと同じ北海道大学に入学出来る嬉しい気持ちと、コユキに対し悪いと言う罪悪感が入り混じり、学校へと向かったのであった。  学校が近づくに連れ、僕は二人にどんな顔をして会えば良いか不安が込み上げた。  そんな気持ちを引きずり、僕が部室である美術室へと入って行くと、僕はユウコを見つけ、こう言ったのだ。 「ユウコ! 俺、北大に行く事に決まったよ…」  するとユウコは僕に対し、こう答えた。 「わたし、北大じゃなくて……東京の大学に決まったの…」  この言葉を聴かされた僕は、愕然としたのだ。そして、そこにコユキが現れ、こう言ったのである。 「わたし、来年……東京の芸大目指します… だって先輩、自分の夢に向かって頑張るって……言ったじゃないですか…」 おわり 【短編小説】卒業式①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2223311/ 【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2444969/ 【作家】 小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽) 《作品集》http://www.spiritualcare-cs.com ※詩・和歌・俳句・絵など無料にて、ご覧頂けます。 ※物語も『二人称の愛』は電子書籍(Amazon Kindle)のUnlimitedにて30日間、無料購読でお読み頂けます。試読も、最初の数十ページ(全ページの10%程度)出来ますので、良かったらご覧ください。 #声劇台本 #声劇 #台本 #小説 #短編小説 #物語 #詩 #台詞 #セリフ #朗読 #古畑時雄 #TokioFuruhata #又三郎 #夏祭り #ハロウィン #ハロウィンパーティー #クリスマスソング #卒業 #卒業式

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