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【短編小説】卒業式⑤
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【短編小説】卒業式①〜⑮ 完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】卒業式① https://nana-music.com/sounds/05432286 【短編小説】卒業式② https://nana-music.com/sounds/0543cdbd 【短編小説】卒業式③ https://nana-music.com/sounds/0545b746 【短編小説】卒業式④ https://nana-music.com/sounds/05464546 【短編小説】卒業式⑥ https://nana-music.com/sounds/05483fc8 【短編小説】卒業式⑦ https://nana-music.com/sounds/054ba570 【短編小説】卒業式⑧ https://nana-music.com/sounds/054c0c40 【短編小説】卒業式⑨ https://nana-music.com/sounds/054c5c5f 【短編小説】卒業式⑩ https://nana-music.com/sounds/054cd631 【短編小説】卒業式⑪ https://nana-music.com/sounds/054d6267 【短編小説】卒業式⑫ https://nana-music.com/sounds/054d9912 【短編小説】卒業式⑬ https://nana-music.com/sounds/054e1781 【短編小説】卒業式⑭ https://nana-music.com/sounds/054ed850 【短編小説】卒業式⑮「最終回」 https://nana-music.com/sounds/054f61c6 【短編小説】卒業式⑤  美術部の後輩であるコユキと会話を交わした僕は、彼女の口にした「東京の芸大を目指す」と言う意味がとても気になった。  それは僕が千葉大学を第一志望として居る為なのか、それとも前から東京の芸大を目指して居たのか、僕には分からなかったからだ。  そこで僕は彼女に、こんな質問をぶつけてみた。  「僕が北大を第一志望にしたら、コユキはどうする?」  するとコユキは少し考え、こう答えたのだ。 「先輩は千葉大に決めたんでしょ! それより、このスケッチの線のラインどうでしょうか?」  そうコユキが言うと、僕は彼女の右手を優しく包むかのように握り、二人の右手が重なり合って、鉛筆から一筋の弧が描かれ、キャンパスの中に溶け込まれていった。  この時、彼女の背後で僕は、彼女から女性特有の甘いフローラルな香りを感じ、心臓の鼓動が速くなっていったのだ。  そして、この心臓の鼓動を見透かされないよう、僕は気が気では無かった。するとコユキは、僕にこう言ったのだ。 「先輩、2月14日の日に会えますか?」  突然の彼女からの申し出に、僕は驚きながらこう答えた。 「まあぁ、大丈夫だけど…」  その時だった。美術室の扉がガラッと開いたのだ。 つづく… 【短編小説】卒業式①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2223311/ 【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2444969/ 【作家】 小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽) 《作品集》http://www.spiritualcare-cs.com ※詩・和歌・俳句・絵など無料にて、ご覧頂けます。 ※物語も『二人称の愛』は電子書籍(Amazon Kindle)のUnlimitedにて30日間、無料購読でお読み頂けます。試読も、最初の数十ページ(全ページの10%程度)出来ますので、良かったらご覧ください。 #声劇台本 #声劇 #台本 #小説 #短編小説 #物語 #詩 #台詞 #セリフ #朗読 #古畑時雄 #TokioFuruhata #又三郎 #夏祭り #ハロウィン #ハロウィンパーティー #クリスマスソング #卒業 #卒業式

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