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【短編小説】卒業式②
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【短編小説】卒業式①〜⑮ 完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】卒業式① https://nana-music.com/sounds/05432286 【短編小説】卒業式③ https://nana-music.com/sounds/0545b746 【短編小説】卒業式④ https://nana-music.com/sounds/05464546 【短編小説】卒業式⑤ https://nana-music.com/sounds/05472276 【短編小説】卒業式⑥ https://nana-music.com/sounds/05483fc8 【短編小説】卒業式⑦ https://nana-music.com/sounds/054ba570 【短編小説】卒業式⑧ https://nana-music.com/sounds/054c0c40 【短編小説】卒業式⑨ https://nana-music.com/sounds/054c5c5f 【短編小説】卒業式⑩ https://nana-music.com/sounds/054cd631 【短編小説】卒業式⑪ https://nana-music.com/sounds/054d6267 【短編小説】卒業式⑫ https://nana-music.com/sounds/054d9912 【短編小説】卒業式⑬ https://nana-music.com/sounds/054e1781 【短編小説】卒業式⑭ https://nana-music.com/sounds/054ed850 【短編小説】卒業式⑮「最終回」 https://nana-music.com/sounds/054f61c6 【短編小説】卒業式②  大学センター試験を先月に終えたタケシは、自分の目指す第一志望の大学を千葉県にある千葉大学とした。勿論、学費の件もあり、両親からは進路先を国立の大学にするよう言われて居たのだ。  本来なら僕は、大学センター試験を受けた北海道大学に入学するよう両親から勧められて居たのだが、センター試験の結果から合格は厳しいと言う判断と、家を出て都会に住んでみたいと言う憧れもあった。  そして今日、僕は高校に登校し進路指導の先生と面談する事となっていた。僕が学校に到着すると、同じクラスメイトのケンジが話し掛けてきた。 「よっ、タケシ! お前は内地から出るかと?」  同じ道民としてこの言葉は、一番投げ掛けて欲しく無い言葉だった。しかしケンジを無視する訳にも行かず、僕はこう答えたのだ。 「ケンジ! お前は家の家業を継ぐんだったよなぁ?」  そう言うとケンジは僕に対してこう言った。 「仕方ないっしょ! 俺の代で豆腐屋の看板おろす訳にも行かないし… お前が羨ましいよ!」  こんな会話をケンジと交わし、同じ立場の僕だけが自分の夢を追い掛けるのに、同じ道民として罪悪感を覚えたのだった。 つづく… 【短編小説】卒業式①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2223311/ 【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2444969/ 【作家】 小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽) 《作品集》http://www.spiritualcare-cs.com ※詩・和歌・俳句・絵など無料にて、ご覧頂けます。 ※物語も『二人称の愛』は電子書籍(Amazon Kindle)のUnlimitedにて30日間、無料購読でお読み頂けます。試読も、最初の数十ページ(全ページの10%程度)出来ますので、良かったらご覧ください。 #声劇台本 #声劇 #台本 #小説 #短編小説 #物語 #詩 #台詞 #セリフ #朗読 #古畑時雄 #TokioFuruhata #又三郎 #夏祭り #ハロウィン #ハロウィンパーティー #クリスマスソング #卒業 #卒業式

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