【短編小説】卒業式③
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】卒業式③
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【短編小説】卒業式①〜⑮ 完結済(朗読劇)
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【短編小説】卒業式①
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【短編小説】卒業式⑮「最終回」
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【短編小説】卒業式③
学校の進路相談室の傍で、ケンジと会話を交わした僕は、ケンジから投げ掛けられた言葉を引きづりながら、進路指導の先生と面談をした。
この時、進路指導の先生からは、こんな言葉をタケシは投げかけられた。
「春山タケシ君。確か君は北海道大学が第一志望だった筈だが…」
そう進路指導の柏原先生が言うと、僕はこう説明したのだ。
「センター試験の結果が良くなかったからです。だから第一志望を千葉大学にしたんです」
このタケシの説明を聴いた柏原先生は、こう僕に質問してきた。
「君の両親は確か……北海道大学が第一志望と言ってた筈では、君のセンター試験の結果なら北海道大学もまだ狙えるけど?」
この時、タケシは柏原先生に自分の大学受験が、今年で最初で最後の受験となる事を伝え、浪人する事が出来ない事を話したのだ。
すると柏原先生からは、もう一度家族で良く話し合うよう言われ、タケシは進路相談室を後にしたのだった。そして美術室の方へとタケシは向かった。
授業も終わり放課後の時間だったので、タケシは三年生の夏まで所属していた美術部に、久しぶりに顔を出す事にしたからであった。
つづく…
【短編小説】卒業式①〜⑮完結済(朗読劇)
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【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
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【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
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