
【短編小説】卒業式⑬
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】卒業式①〜⑮ 完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】卒業式① https://nana-music.com/sounds/05432286 【短編小説】卒業式② https://nana-music.com/sounds/0543cdbd 【短編小説】卒業式③ https://nana-music.com/sounds/0545b746 【短編小説】卒業式④ https://nana-music.com/sounds/05464546 【短編小説】卒業式⑤ https://nana-music.com/sounds/05472276 【短編小説】卒業式⑥ https://nana-music.com/sounds/05483fc8 【短編小説】卒業式⑦ https://nana-music.com/sounds/054ba570 【短編小説】卒業式⑧ https://nana-music.com/sounds/054c0c40 【短編小説】卒業式⑨ https://nana-music.com/sounds/054c5c5f 【短編小説】卒業式⑩ https://nana-music.com/sounds/054cd631 【短編小説】卒業式⑪ https://nana-music.com/sounds/054d6267 【短編小説】卒業式⑫ https://nana-music.com/sounds/054d9912 【短編小説】卒業式⑭ https://nana-music.com/sounds/054ed850 【短編小説】卒業式⑮「最終回」 https://nana-music.com/sounds/054f61c6 【短編小説】卒業式⑬ 僕とコユキで「さっぽろ雪まつり」の雪像を観た後、コユキが僕にバレンタインデーのチョコを差し出した。 僕は断るのも悪いと思い受け取ったのだ。そして、こうコユキに聞いたのだ。 「このチョコ、僕で良かったのかなぁ?」 僕はコユキからチョコを受け取っておきながら、コユキを傷つける様な言葉を投げ掛けてしまったのである。 するとコユキは悲しそうな表情をして、僕にこう言った。 「タケシ先輩! やっぱりユウコ先輩のこと、好きなんですか?」 こうコユキは僕に告げ、一人お店を後にしたのだ。僕は弁解するため、慌ててお店の会計を済ませコユキを追い掛けた。 札幌駅の方へと向かうコユキを、僕は必死になって追い掛けた。すると「札幌時計台」の前を通過した所で、偶然にもユウコに出会したのだ。 ユウコは僕に気づき、こう声を掛けて来たのである。 「タケシ君! 久しぶり、どうしたの?」 僕はユウコのこの問い掛けに、どう答えたら良いか迷った。そしてこう答えたのだった。 「ユウコ! 久しぶり……何でここに居るかと?」 そう僕がユウコに言っている間にも、コユキは僕の視界から遠ざかり、見失ってしまったのであった。 つづく… 【短編小説】卒業式①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/3113460 【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2223311/ 【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2444969/ 【作家】 小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽) 《作品集》http://www.spiritualcare-cs.com ※詩・和歌・俳句・絵など無料にて、ご覧頂けます。 ※物語も『二人称の愛』は電子書籍(Amazon Kindle)のUnlimitedにて30日間、無料購読でお読み頂けます。試読も、最初の数十ページ(全ページの10%程度)出来ますので、良かったらご覧ください。 #声劇台本 #声劇 #台本 #小説 #短編小説 #物語 #詩 #台詞 #セリフ #朗読 #古畑時雄 #TokioFuruhata #又三郎 #夏祭り #ハロウィン #ハロウィンパーティー #クリスマスソング #卒業 #卒業式
