【短編小説】夏祭り ⑮「最終回」
朗読者(お名前)BGM(夏柑♪)台本(古畑 時雄)
【短編小説】夏祭り ⑮「最終回」
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【短編小説】夏祭り ①
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【短編小説】夏祭り ⑭
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【短編小説】夏祭り ⑮「最終回」
幼い頃、ふたりで観た長岡の花火大会の話をしていた僕とサツキはその当時、僕がサツキに言った言葉をサツキは覚えていてくれたのだ。
そして、その時の僕の気持ちが今でも変わっていないか、サツキは僕に確かめたのだった。僕はサツキが自分に対する好きだと言う感情が有る事を確認する事が出来た。
すると自分の中に押し込めていた感情が言葉として溢れ出たのだ。その言葉とは次の様な言葉であった。
「サツキ、俺もだよ」「今でもサツキの事、好きだよ…」
満天の夜空を染めあげる花火がふたりを照らし、その輝きと音でふたりの心は突き動かされ鼓動となって鳴り響いた。
もう言葉にする必要も無い、ふたりは時折見つめ合い、そして花火を眺めて居たのだ。この夏の花火大会から僕とサツキの恋は再び始まった。
だがサツキは都会の大学に進学してから、僕とサツキは次第に連絡を取る事も無くなって行ったのだ。
そして僕は親の家業を継ぎ、今では地元の新潟市で小料理屋を営んで居る。友達の話によるとサツキは東京の大学に進学し、今では結婚して子供も居るらしい。
そんなサツキは僕に初恋を教えてくれた大切な想いでの女性として、今でも僕の心のアルバムの中に大切にあるのだった。
終わり
【nana短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
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【nana短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
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【作家】
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