【短編小説】夏祭り ⑦
朗読者(お名前)BGM(夏柑♪)台本(古畑 時雄)
【短編小説】夏祭り ⑦
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【短編小説】夏祭り ①
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【短編小説】夏祭り ②
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【短編小説】夏祭り ③
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【短編小説】夏祭り ④
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【短編小説】夏祭り ⑤
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【短編小説】夏祭り ⑥
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【短編小説】夏祭り ⑧
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【短編小説】夏祭り ⑨
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【短編小説】夏祭り ⑩
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【短編小説】夏祭り ⑪
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【短編小説】夏祭り ⑫
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【短編小説】夏祭り ⑬
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【短編小説】夏祭り ⑭
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【短編小説】夏祭り ⑮「最終回」
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【短編小説】夏祭り ⑦
サツキと金魚すくいの屋台で金魚すくいの勝負をした僕は、サツキに良い所を魅せようとデメキンばかり掬(すく)って居たのだ。
しかし僕は、なかなかデメキンの金魚を掬(すく)う事が出来ずに、サツキとの勝負に負けてしまった。そして一匹の金魚も掬(すく)えずに、網(ポイ)は破れてしまったのだ。
僕は悔しくて、サツキにこう言った。
「ちっくしょー」「このデメキン、活きが良すぎるよ…」
こう僕がサツキに向かって話し掛けると、それを観ていたサツキは僕に向かって、こう言ったのだ。
「ハヤトくん」「ハヤトくん、調子に乗ってデメキンばかり掬(すく)ってるんだもん」
こうサツキが僕に笑いながら言ったのだった。すると僕はサツキに向かってこう言い返した。
「おっかしーなぁ」「昔はもっと、上手かったんだけどなぁ…」
僕がサツキにこう言うと、サツキはすかさずこう言ったのだ。
「ハヤトくん」「金魚すくいの約束、覚えてるよねぇ」
こう僕に向かってサツキは言ったのだった。僕は悔しかったがサツキとの金魚すくいの勝負に負け、サツキにあんず雨をご馳走する事となったのだ。
こうしてふたりは、あんず飴の屋台の方へと向かったのであった。
つづく…
【nana短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
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【nana短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
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【作家】
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