【短編小説】夏祭り ②
朗読者(お名前)BGM(夏柑♪)台本(古畑 時雄)
【短編小説】夏祭り ②
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【短編小説】夏祭り ①
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【短編小説】夏祭り ③
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【短編小説】夏祭り ⑤
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【短編小説】夏祭り ⑥
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【短編小説】夏祭り ⑦
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【短編小説】夏祭り ⑧
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【短編小説】夏祭り ⑨
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【短編小説】夏祭り ⑪
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【短編小説】夏祭り ⑮「最終回」
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【短編小説】夏祭り ②
友達と約束した花火大会に向かう途中、僕は幼馴染の女の子と遭遇した。そして彼女から声を掛けられたのだ。彼女の名前はサツキ、小学生時代からの幼馴染だ。
サツキは花火大会の今日、浴衣姿に草履を履いて来ていたのだが、草履の鼻緒が切れ僕に助けを求めて来た。
彼女の視線を感じた僕は、頭の中が真っ白になりながらも、彼女の方へと人混みを掻き分け近づいて行ったのだ。
するとサツキから、こんな言葉を掛けられた。
「ハヤトくん、久しぶり」「わたしの草履の鼻緒が…」
そう言うとサツキは僕に、自分の履いていた片方の草履を僕に手渡したのだ。僕は草履の切れた部分を観て、サツキにこう言った。
「サツキ…」「慣れない草履、履いて来るからだよ」「しょーがない…」
こう言って僕はポケットからハンカチを出し、鼻緒の切れた部分を直していた。その間、サツキの右手が僕の左肩に寄りかかり、僕の心臓の鼓動はドキドキしていたのだ。
そして、この鼓動をサツキに気づかれないか、僕は気が気ではなかった。
つづく…
【nana短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
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【nana短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
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【作家】
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