〈第2.5話〉白百合の赤く染まる頃に【中編④】
台本:由季 BGM:HomeMadeGarbage SoundTracks様 SE:小森平様、効果音ラボ様
〈第2.5話〉白百合の赤く染まる頃に【中編④】
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【CEA】〈第2.5話〉白百合の赤く染まる頃に【中編④】
?「おや、知り合いだったのかい?なら始めからそう言ってくれよ〜」
ギルバート「言う前に行っただろーが。このトラブルメーカー」
?「やだなー!俺にはウィリアム・レストレードって名前が」
ギルバート「(遮るように)ウィリアム・トラブルメーカーに変えたらどうだ?ぴったりじゃん」
ウィリアム「No!!!」
ギルバート「(クレアに)というか、何でここに居るんだ?依頼か?」
クレア「あんたこそどうしてここに?」
ギルバート「俺はこいつに拉致られた」
ウィリアム「失恋で傷ついた心を癒すなら、ルナリアの天使ちゃんの歌声がぴったりだと思ったんだよ」
セオ、クレア「「失恋?」」
ギルバート「だーから!それは違うんだって!!」
ウィリアム「…まぁいいじゃないか!」
ギルバート「よくねぇ!だいたい!俺はまだ!こ、告白すらできてねぇんだから…」
ウィリアム「oh!なら安心だね!次のデートはここで決まりだ!」
ギルバート「で、デートか……誘ったら……来てくれるかな」
ウィリアム「来てくれるさ!」
セオ「何だよこいつら。仲良いのか?悪いのか?」
クレア「どうでもいい」
ウィリアム「俺たちは心友さ!」
ギルバート「今日会ったばかりで親友な訳ねぇだろ」
ウィリアム「俺なりの敬意なのに!」
ギルバート「だったら、この俺を敬え!崇めろ!」
ウィリアム「え?何言ってるんだい?」
ギルバート「もうやだ、こいつ」
ウィリアム「あ!もうこんな時間だ!俺そろそろ帰らないと!」
ギルバート「おー帰れ帰れ」
ウィリアム「そこの2人もまた会おう!名前はその時に聞かせてもらうからね!絶対だよ!」
ウィリアムは軽く手を振りながら、その場を去って行った。
ギルバート「悪いな、仕事の邪魔をして。俺も帰るわ」
ギルバートはその場を去って行く。
クレア「セオ、人払いするわよ」
セオ「…お、いいねぇ。僕に考えがあるんだけど」
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