星間飛行
So Love U!
星間飛行
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So Love U! グループサウンド
ー星間飛行/ランカ・リー=中島愛ー
🎀一色零(らぶ)役 長月ろく
『らぶちゃんメインで曲を作らせてもらいました〜!今度のそらゆはどんな雰囲気かな...?お楽しみに!』
🍼憂役 たなか
『らぶちメインの可愛らしいそらゆを存分にお楽しみください!』
☕水瀬奏汰役 もち
『So Love U!略して『そらゆ』の初チームサウンド出ました!今回のメインはらぶちゃん!なので奏汰は可愛らしい歌を歌わされてます…笑』
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☕水面が揺らぐ
風の輪が拡がる
触れ合った指先の
青い電流
🎀見つめあうだけで
孤独な加速度が
一瞬に砕け散る
あなたが好きよ
🍼透明な真珠のように
宙に浮く涙
悲劇だってかまわない
あなたと生きたい
🎀キラッ!
🚥流星にまたがって
あなたに急降下 ah ah
濃紺の星空に
私たち花火みたい
🎀心が光の矢を放つ
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So Love U! メインストーリー 第1話
「〜♪」
私は、好きな歌を口ずさみながら、赤くて重い、中華料理店の引き戸を引いた。
「どうしましょう博士、席に空きが無いようですが...」
「そうじゃなぁ、どうしたものか...」
私が店内に入ると、白衣を来ためがねの青年と初老の男性が困った顔をしていた。すると、全身紫の中華服を着た、中性的な店員さんがやってきた。
「お〜、いらっしゃい。悪いけど、今相席オンリーなんだよな〜」
相席かぁ。
「そうなの?らぶは別にそれでも...っていうか!あなたたち、もしかして博士号持ってるの?!」
私はすぐ、彼らをロックオンした。相席なんて、日頃の研究を聞くチャンスね...!私は、誰かが必死で取り組んでいることを聞くのがとても好きだった。それは、その人の愛情そのものだから。
私が突然話を振ったのに驚いたんだね、めがねくんの体が跳ね上がった。
「えっ、なんですか、僕たちのことですか?!」
「もっちろん!ふふ、あなたたちすごいのね、良かったらお話したいわ!」
「ははは、いいじゃないか、奏汰くん」
「博士...分かりました、店員さん、案内お願いします」
「はーい」
紫の店員さんは気だるげに挨拶をしたけれど、目が爛々と輝いていたような気がするのは気のせいかしら。
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「さ、ここにどうぞー、メニュー決まったら言ってな」
紫の店員さんが案内してくれた席について、私は真っ先に声をあげた。
「あ、それならもう決まってるの!ラーメン定食ね!これがずっと食べたくて〜♪」
そう、ラーメン定食...!!私がずっと楽しみにしていた、ラーメン定食。それは私にとって、まさに罪の味...!私の興奮っぷりに釣られたのか、めがねくんが尋ねてきた。
「へぇ、そんなに美味しいんですか?」
「うん!巷で話題なのよ!」
「ふむふむ、私もそれにしてみようかな」
「博士もそれですか、じゃあ僕もそれにしますね」
2人とも食べてくれるみたい...!嬉しいな、この味を共有できるなんて、そうそう無さそうだから。
「店員さん、あらためてラーメン定食3つお願いね!」
「ん、じゃあ待っててー...後悔すんじゃねーぞ!」
紫の店員さんの最後の言葉に、めがねくんは引っかかったみたいで。
「えっ...?」
「も〜、後悔なんてしないのよ、楽しみね〜♪」
私は美味しく食べてもらうために、彼をなだめた。
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「そうなの?!すごいのね博士さん!」
「はは、ありがとうねリボンくん。君の方こそ若いのに、これを解ってくれるなんてすごいんだな」
「えへへ、ありがとうございます♪」
注文してから料理を待っている間、私は初老の男性が行う研究について聞いていた。やっぱり正真正銘の博士さんだったのね!でもなんだか、めがねくんは困った顔をしてるみたい...?私が彼に声をかけようとした時、紫の店員さんが帰ってきた。
「おまち〜てか大丈夫?めがね」
「めがね?!」
「そうよ、めがねくん。なんか落ち着かない顔してるのよ?」
「い、いやいやめがねって2人とも...」
「だって名前知らねーし」
紫の店員さんの言葉に、私も頷く。そういえば、こんなに喋ってたのに名前を知らなかったのよね。そしたらめがねくんは、
「!失礼しました、僕は水瀬奏汰って名前です」
めがねくん、奏汰くんって言ったのね。そういえば博士さんが何回か言ってたな...。
「お〜、かなたんか。そっちは?」
紫の店員さんの名前の呼び方、可愛い!でも本人はちょっと不服みたいね、可愛い♡
「かなたん...」
「あ、そっちって、らぶのこと?らぶのことはらぶって呼んでほしいな!」
「ん、じゃあらぶち!」
「らぶち...!可愛いわね!」
私が嬉しさのあまり少し浸っていると、奏汰くんが切り出した。
「あ、あなたの名前は?」
「憂」
「ういくん!可愛い名前ね!」
「おー...てかさ、食べるスピードやばくね?最初から定食食べに来たっつってたけど。よく食べられるなそれ」
あら、言われてみれば、この話をしている間で一気に食べ進んでいたわね。そう、このラーメン定食は罪の味...!なんせ、私の大好きな虫さんたちがたっくさん味わえる、他じゃ楽しめない極上のラーメン定食なんだもの!
「だってほら、美味しいじゃない?」
「僕はちょっと、あの...ふ、普通に量多いですし、ね、これ...はい...」
奏汰くんは、3口くらい食べて手が止まっていた。あら、お口に合わなかったのかしら...って、大抵の人はこう言うのよね、奏汰くんも無理だったか...。
「そーだよ、だってここの定食山盛りがふつーだし。あとはカエルとかムカデとかゴk...」
「ぎゃーーー!!な、なんてもの...って博士が気絶してる!静かだと思ったら...!」
奏汰くんが椅子から飛び跳ねた。反応が面白いわね!
「博士さん、美味しすぎたのね、わかるわ!」
「らぶさんの味覚どうなってるんですか?!」
「僕もちょっと理解できねー。てかかなたんって結構ばかだったりする?」
「ききき急になんですか?!なわけないでしょ!」
ういくん?!もう、そんなわけないはずよ!私はすかさず反論に入った。
「うんうん、だってこの博士さんすごい博識だし、その人の助手さんなんでしょ?すごいの!絶対!...あっじゃあこれ分かる?...」
私は奏汰くんの賢いとこを証明しようと思って、ちょっとした簡単な問題を出した。
「あー僕分かるよ」
「ぼ、僕だって分かりますし...」
「憂くん、奏汰くん...!分かってくれたのね、2人ともすっごーい!まぁちょっと簡単だったかな?」
ま、2人とも答えはちゃんと言ってくれなかったけど、分かってるよね♪目が泳いでる気がするのは気のせい気のせい...というか!
「かなたくん、手止まってるよ?」
「そーだそーだ、残さず食えよ!」
「え...」
「ほらほら〜、1番美味しいとこが残ってるのよ?」
器には、赤いものが入っていた。そう、その名は...
「ムカデのこと?まじ?これダントツまずいだろ」
「えー!ういくん何言ってんの!美味しいって!」
「らぶちの味覚まじ分かんねー」
「そーかなぁ...ま、かなたくんほら、頑張って!」
「ぐっ...」
かなたくんは、なぜか苦しみながら食べていた。何も苦しむことなんてないのに...
「...まっっ...うっっ...」
「その表情!とっても美味しかったのねー!」
「いや苦しんでるようにしか見えねーけど?!あ、でもかなたん、全部食べなきゃ帰さねーからな」
ういくんがキレたツッコミを入れつつ、全部食べるように促す。
「ひぇっ...」
「ふふふ、2人ともとっても仲良しね!」
ここで私は、とある話題を切り出してみることにした。私が気になっていた、あのイベント...こんなに仲良くなれたんだもの。きっと上手くいくわ。
「まぁ、あの...初対面の人とこんなに話が進むとは思ってなかったです。」
「な、またこいよ〜」
「...じゃあさ!2人とも、これに参加してみない?」
そして、カバンの中からフライヤーを取り出すと、2人の声が重なった。
「Music Power Fes??」
「3人でチームを組んで、たくさんの人に向けて一緒に歌うの!私、2人と一緒に出たいなぁ...!」
「へー、楽しそーじゃん」
「楽しそう...は分かりますけど、僕に務まるでしょうか」
「楽しかったらそれで良いのよ!ねぇ、どう?」
「僕やる!らぶちとかなたんと一緒ならやってける!」
「憂さんもこう言ってますし、僕も頑張ってみます!」
2人の前向きな言葉と、明るい笑顔に私も笑みがこぼれた。
「やったぁ...!2人とも大好き!これからよろしくね!」
そうして、私たちのものがたりがはじまる。
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So Love U!(ソウ ラブ ユー)
メンバー
🎀一色 零(らぶ)
《好き》
・リボン(いつも身につけてる)
・カラフルなもの(私服も結構派手だけどおしゃれ)
・少女漫画(ドキドキするものが好き)
・ゲテモノ料理(本人曰く「ゲテモノなんかじゃないの!」)
《嫌い》
・自分の本名(自分の考えに反するため)
・難しいもの(らぶ自身は超天才だけど、あいての心の機微やややこしい表現などがらぶにとっての「難しいもの」)
・孤独(物理的に1人というより、精神的に独りを感じる瞬間が嫌い。要は気分)
天才で、勉強も運動も家事も基本的になんでも出来る。ただ感性が変わっており、あまり人に理解されない。
幼なじみであり大親友の少女が、互いに幼い頃に酷い交通事故にあって病院に入院し続けており、その子のことを想い続けている。彼女と一緒にいる気持ちでありたい為にお揃いのリボンを肌身離さず付けている。MPFに出場することを目指したのも、その子へのエンターテインメントとなりたい、そして自分の好きを周りに伝えるため。
こんな過去のせいか、無自覚だが独占欲が強め。
親からはらぶのことを理解してもらえず、仲良くはない。らぶ自信は仲良くしたいと思い努力している。
🍼憂
普段は自由で落ち着きがなく
ヘラヘラしているおバカ
真面目なのは歌う時だけ
年齢、性別不詳の謎の子
☕水瀬 奏汰
・科学者見習い。
白衣を着ると頭が良くなると聞いて、それを理由に科学者を目指したが一向に頭は良くならないし万年見習い。(本人は少しずつ頭が良くなっていると思っている)
・人当たりが良く、温厚な性格で常に敬語で話す。
・ゲームをすることが好きで、ゲームをしている最中のみ敬語が外れ口が悪くなる。
・感情が表に出やすく、嘘がつけないタイプ。
・家に遊びに来てくれた人達に紅茶を振る舞うのが好き。相手によって提供する紅茶を変えている。
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#BelieveYourMusic #BYM #SoLoveU #一色零 #憂 #水瀬奏汰
コメント
1件
- 砂糖菓子ラブちゃんの可愛さが存分に詰まってた🥰🥰