Film out
On and On
Film out
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On and On グループサウンド
ーFilm out/BTSー
❄氷室紫苑役 冬華
『On and Onの初サウンド、聞いてくださってありがとうございます✨
普段は「ぽっせのん」やらなんやらキャッキャしてる私達ですが、曲作りは真剣に頑張りました。難しかった…。
ストーリーもエモエモのエモになってると思うので(私が書いたんだけど)是非読んでください!!
「僕の目に狂いはなかった。この2人をメンバーにしてよかったよ。
………2人じゃなくて、1人と1匹だったかな?」』
🕯マナツ役 シズ
『これが‼️‼️我らOn and Onです‼️‼️
翔のラップから始まって、紫苑の綺麗な声で終わるっていうすてきなサウンド、さらにはすてきなシナリオも書いていただいてるので、私もマナツもこれがうちらのチームやぞ💥と胸を張って自慢します。
お聞きくださり、まいどおおきに〜❣️
「この二人が、ボクが今の時代に“生きてる”証拠やさかいに。声、覚えてってや?」』
🐺結城翔役 さよ。
『Film out聞いてくださってありがとうございます!
バラードって普段歌わなくてめちゃくちゃ難しかったけど、3人で楽しく歌えたので沢山聞いてくださいね!シナリオも素敵な作品になっているので曲とともに楽しんでください!
「 えぇ?俺にバラードなんて似合わねーって?うっせー、ほっとけ(笑) 」』
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🐺正しくなくていいからさ
優し過ぎる君のまま
笑ってて欲しかっただけなのに それなのに
❄️涙の量計れるなら 随分遅ればせながら
やっと今君のとなりまで 追い付いて
🕯見付けたのさ
⚛️淡々と降り積もった記憶の中で
君だけを拾い集めて繋げて
🕯部屋中に映して眺めながら
何ひとつ消えない君を抱きしめて眠る
🐺❄️君がささやく言葉がその響きが
🐺🕯行き場を失くして 部屋を彷徨ってる
⚛️嗅いでしまった香りが 触れた熱が
❄️残ってるうちは 残ってるうちは
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On and On メインストーリー 第1話
「今日も見つからなかった…。」
パフォーマンスが終わった直後のライブハウスで僕、氷室紫苑は落胆していた。
僕はMusic Power Fesに出場するためにチームメンバーを探している。でも、どの子達もピンと来ない…というより、技術が僕に追いついていない。MPFへの意欲も無くて「出れたらすごいよね」「出てみたいね」程度。
そろそろ違った探し方をしてみなきゃダメかしら。この辺のライブハウスは粗方まわった。少し遠い場所に行ってみるか、もしくは…。
「あ、紫苑ちゃん!」
「オーナーさん。どうかしました?」
考え事をしているとライブハウスのオーナーさんに話しかけられた。ここのオーナーさんは僕の目的を知っている数少ない協力者。
「実はね、この前気になる話を聞いたんだ。紫苑ちゃんを作った科学者を探ってる男がいるらしい。」
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『そいつは色んなライブハウスに顔を出してる。多分向こうも紫苑ちゃんの噂を聞いて探してるんだと思う。写真を手に入れたから、見かけたら声をかけてみたら?』
そうオーナーさんに言われてから1週間、ついに見つけた。
この前とは別のライブハウス、沢山の観客に埋もれている。赤髪で狼の耳、間違いないく彼だ。
人混みを掻き分け彼の元へ向かう。
「ねぇ君。」
「あ?なんだお前。」
口悪っ。まぁそんなことはどうでもいい。
「君が探してる科学者のこと、僕知ってるよ。」
「何?」
「詳しいことは外で。」
彼を無理矢理連れ出し、ロビーのソファに座らせる。ライブ直前で客はみんなステージに向かっていたため、人はほとんど居なかった。丁度いい。
「で、アンタは何者だ?」
「君が探してるロボット。」
そう伝えれば彼の目が見開かれる。
「ほ、本当か?」
「本当。多分僕は、君が欲しい情報を持ってる。僕なら君の役に立てるよ。」
「…お前は、俺の味方?」
「少なくとも、あの科学者の味方ではない。君の目的によっては、君の味方。」
「俺の目的…。」
俯いて考え込んだ後、彼は顔を上げた。どうやら話す気になったらしい。
「両親が……俺の小さい頃に死んだんだ。
詳しくは知らないが変死らしい、死因がおかしいって。俺はずっと両親の死因を調べてきた。それで最近、お前の生みの親に辿り着いた。
俺は両親の無念を晴らしたい。そのために科学者の情報が欲しいんだ。」
「なるほどね…。」
だからアイツに1番近しい僕を探していたってことか。
それなら…。
「君、音楽はできる?」
「音楽?まぁ、歌ならそれなりに…。」
「歌ってみて。」
「はぁ!?何で…。」
「もし君の歌が僕の求めているクオリティに達していたら、君に情報を提供してあげる。君に協力するよ。
その代わり、僕とチームを組んでほしい。」
「チーム?」
「Music Power Fesに出るためのチーム。僕はMPFに出場したいんだ。」
そう言うと彼はまた俯いてしまう。この誘いに乗るか考えているんだろう。
「君にデメリットはないと思うよ。まぁクオリティが低ければこの話は無しになるけど。」
しばらくすると彼の口からか細い歌声が漏れてきた。どうやら乗り気になったようだ。
彼の歌…というよりラップはとても力強く、想いが込められていた。今までのヤツらとは段違いだ。
これなら、いける。
「で、どうだった?お前の求めるレベルには達していたか?」
「十分すぎるくらいだわ。是非、君と組ませてほしい。」
「おう!約束は守れよ。」
「勿論。」
彼が差し出してきた手を取ればブンブンと上下に振られる。少し痛い。
「んで、早速情報をくれよ。」
「いいよ。3人目のチームメイトが見つかったらね。」
「……え、」
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「何で俺がメンバー探しなんて…。」
「2人じゃMPFに出場できないんだから、仕方ないでしょ。見つかったらちゃんと教えてあげるから。」
あれから数日。毎日彼…いや、翔と最後のメンバーを探している。
やっぱり翔ほど実力のある者はなかなかいないけど。
「……。」
「…ねぇ。」
「何だよ。」
「僕ら、つけられてない?」
「つける?何を?」
「尾行されてるってこと。」
「……………はぁぁ!?」
「静かに。」と彼の口を塞ぐ。
「気配だけで足音がしない。人間じゃないな。」
多分あの建物の裏にいる。ストーカーなんて初めてだけど、案外分かるものなのね。
「お、おい!危ねーんじゃ…。」
「大丈夫。僕ロボットだし。」
建物の裏を覗いてみると眼帯をした男の子がこちらを見ていた。
「わ!見つかってしもた…。」
「君、僕らに何か用?」
「こ、子供…?」
「ボクは子供やない!少なくともアンタらよりは年上や!」
「いやでもよぉ、見た感じ中学生くらいだろ…?」
「ちゃうわ!ボクの足元見てみぃ。」
言われた通り足元を見れば彼の足は透けていた。
「う、うわぁぁぁぁ!幽霊!」
「そや、ボクは生きとらんの。せやから体は子供やけど、中身はアンタらよりずっと大人や。」
「へぇ、幽霊か。
で、何で尾行なんかしてたわけ?」
「うーんとな、そっちの嬢ちゃんの声に聞き覚えがあってなぁ。懐かしい感じがしたんや。」
「僕の声?てことは、研究の関係者?」
「研究?分からんな…。
ボク人間だった頃の記憶が無いんや。やから嬢ちゃんのことも懐かしくは感じるんやけど、その理由までは…。」
「記憶が無い?記憶喪失ってことか?」
「なるほど…。でも、僕のことを懐かしく思うってことは科学者と関わりがあった可能性がある。」
……てか、いつまでここで話せばいいの?
「とりあえず、場所を変えよう。」
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「で、君は僕達についてきて何をしようとしてたの?」
公園のベンチに腰掛ける。どうやら幽霊くんの姿は僕ら以外には見えないらしく、辺りの人からは奇異な目で見られる。今更気にしないが。
「アンタら、チームメイト探しとるんやろ?入りたいな〜思うて。」
「はぁ!?」
「入りたがるのは良いけど、それなりの実力がないと許可はできないよ。」
「ほんなら、歌ってみればええか?」
「おー、幽霊も歌えるのか!」
「元は人間やからな。」
そう言って幽霊くんが歌い出す。
「♪〜」
「え…。」
「俺、この歌知ってる…。聞いたことないけど…。」
自然と口が動き出す。
3人の歌声が重なり、ハーモニーが生まれる。
「「「………。」」」
「俺、何で歌えたんだ…?」
「知らない曲のはずなのに…。」
「ボクも、何でこの曲を…。」
3人で顔を見合わせる。
「…幽霊くんの実力は申し分なかった。この3人でMPFに出よう。」
「ほんま!?やったわー!」
「んじゃ、チーム名とか考えなきゃな!」
(浮かび上がる君は、あまりに鮮やかで)
曲の歌い出しが離れない。ずっと木霊している。
「そういや、お前の名前は?」
「あ、名前なぁ…。それも覚えてないんよ。
覚えてんのは、夏生まれってことだけや。」
「へぇ。じゃ、俺が名前つけてやるよ!」
「お、どんなんどんなん?」
「そうだな…
眼帯くん、とかどうだ?」
「「却下」」
「何で!?」
「事ある毎に“眼帯くん”なんて呼ばれたないわ!」
「…じゃあ、マナツは?夏生まれなんでしょ?」
「お!それええな!」
「ちぇっ。んじゃ、お前は今日からマナツ!
俺は結城翔、よろしくな!」
「まるで自分が名付けたように…。
僕は氷室紫苑。よろしく、マナツ。」
「改めて、マナツや!よろしゅう!」
僕ら3人は集まるべくして集まった。
それを知るのは、まだ先の話。
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On and On(オーネノン)
メンバー
❄氷室紫苑
音楽をも科学で支配しようとする科学者によって作られたロボット。そのため音楽のセンスはすごい。声色を作ることもできるし、楽器も一通りできる。でも音楽以外は何をしてもポンコツ。
自分を生んだ科学というものが大嫌いで、いつか世界を昔のように戻すことが目標。近未来なものは嫌い、日本文化をリスペクトしておりいつも着物を着ている。
限りなく人間に近い生活を望んでおり、必要ないのに食事は三食しっかり取るし、必要ないのに毎日7時間しっかり寝る。
🕯マナツ
自分が何者なのか、いつ、なぜ死んだのかわからない、記憶喪失の幽霊。音楽を頼りに彷徨っている。
唯一覚えていたのは誕生日のみで、方言からおそらく関西人。
“マナツ”はチームメイトの二人からつけてもらった名前。
日中は壁などをすり抜けることができ、他人に姿を見せるかはマナツの気分次第だが、日が暮れるとマナツの意思に関係なく実態がある状態になり、モノに触れたり食事を取ったりすることができる。
🐺結城翔
幼い頃に両親を亡くし、両親が信頼していた人間の家族に育てられた狼の子。両親の死の原因が気になり、迷惑にならないためにお世話になった家を出ていろいろ調べている。
生意気で口が悪いが元気で明るい。体を動かすのが得意で、素早い。
口は悪いが狼だからか情に厚く、仲間意識も強い。感情豊かで喜ぶ時は耳や尻尾を振ったり、怒った時は睨みつけ唸って威嚇したり、悲しい時は耳を垂れ下げたりで、表情に出やすく分かりやすい←
音や匂いに敏感。食べる事が好き。なので、料理も簡単なものなら出来る。
歌は高音や、ラップが得意。
歌う曲はしっとり系よりはノリノリな曲が多い。
聴くのはなんでも好き。
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#BelieveYourMusic #BYM #OnandOn #氷室紫苑 #マナツ #結城翔
コメント
3件
- 砂糖菓子
- さよ。
- 砂糖菓子3人合わさったところがすこ♥️