No brand girls
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No brand girls
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△△△ グループサウンド
ーNo brand girls/μ'sー
👠香月雅役 菊花
『バンドサウンドっぽさ、アイドルソング、これから頑張っていくぞ!という前向きな歌詞が上手く△△△にハマるかな〜と思い提案しました🤟
ソロに比べてキーがかなり高いのでファルセット多めにして雅の設定にリアリティを出してみました😌
これからどんどん頑張っていきますので何卒よろしくお願い致します!』
🌻小鳥遊花音役 はのん
『今回のNo brand girlsでは、3人の個性溢れる曲になったと思います!花音ちゃんっぽくなるように、元気でキラキラ楽しく歌ったので🌻✨他2人の歌声と合わせて聴いてください🙌』
🐳葵ましろ役 柏木のん
『みんなと力を合わせて優しさのある歌声で聴いてくれた人を笑顔に出来るように頑張ります…!
よろしくお願いします*°』
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(🎪Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah!
🌻一進一跳!
(🎪Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah!)
🐳ほら負けないよね?
👠悔しいなまだ No brand
🌻知られてないよ No brand
🐳なにもかもこれから 熱い気分
🐳楽しいよでも No brand
(🎪Do you know?)
🌻張りきってるんだ No brand
(🎪Do you know?)
🐳だから
(🌻おいで)
👠ここで出会うために
(🌻🐳Yes,I know!)
👠目指す場所は
(🐳高い)
👠いまより高く
(🌻どこまで?)
🐳チャンスの前髪を
(👠持って)
🐳はなさないから
(👠ぎゅっと)
🌻はなさないから
(🐳Oh yeah!)
🌻奇跡の虹を
🌻🐳渡るんだ
🎪壁は Hi Hi Hi 壊せるものさ Hi Hi Hi 倒せるものさ
自分からもっとチカラを出してよ
Hi Hi Hi 壊せるものさ Hi Hi Hi 倒せるものさ
勇気で未来を見せて
(🎪Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah!)
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△△△ メインストーリー 第1話
とある日、高校生の葵ましろは帰宅途中にある路上ライブを視界の端にとらえた。
足を止めることなくそのまま帰路を進むが、家に着いてからも頭の片隅にちらりと先程の路上ライブが過ぎる。
それからというもの、毎週金曜日の日が沈んだ後にその道を通る度に明るい音楽と歌声がきこえる。はじめは拙かった歌声が、回を重ねる毎に少しずつ、着実に上達しているのがわかる。
それから暫く経って、ましろは目に涙を溜め、俯きながら歩いていた。
そんな時、すっかり聞き慣れた歌声が自分の大好きな曲にのせて耳に届く。ポジティブな歌詞と、楽しそうに歌う声に心にかかったモヤがスっと晴れていく。
軽くなった心のままに、歌い終えて一礼する彼女に近づき、声をかける。
「あの!」
「?はい」
「あの、今の歌…私の大好きな曲なんです!それでその、っとても素敵でした!」
普段の自分なら絶対に声をかけたりなんかしない。あまり大きな声を出すこともないから声も震えていた。
それでも、そんなましろの言葉を聞いて彼女─小鳥遊花音は陽射しのように眩しい笑みを浮かべ、
「ありがとうございます!」
と、そう言った。
それから2人は少しずつ距離を縮め、すっかり仲の良い友人同士になっていた。
カラオケにショッピング、カフェに行ったりテーマパークに行ってみたり。
2人で出かけることも増え、花音の路上ライブに同行して最前で彼女の歌を聴くことも増えた。
そんな中で、ある日の路上ライブの最中に花音は腹痛に見舞われ、
「ごめんましろっち、すぐ戻るから場繋いで!」
と言って早足にマイクの前から去ってしまう。
突然の無茶ぶりにましろはうろたえる事しかできない。しかし、ふと花音の歌声に励まされた日のことを思い出す。
もし、もし自分にも花音のように他の人を笑顔にする事が出来たら。
緊張で痛いほどに弾む鼓動と滲む汗を感じながら、ましろはマイクに声を吹き込んだ。
何とか歌いきったましろは、1拍おいて響いた拍手と歓声に目を瞬かせ、その中に花音の姿がある事に気づいた。花音だけでなく、周りのお客さんも、皆笑顔で拍手を、歓声をくれる。
緊張の糸が切れ、ストンと座り込んだましろの前に花音がしゃがみ、手を差し伸べる。
「ねぇましろっち、私と一緒に歌おうよ!歌ってる時のましろっち、キラキラしててすっごく楽しそうだった!」
真っ直ぐ自分を見つめながら声をかける花音をポカンとみつめ、それからその手を握り返し、何度も頷いた。
そんな2人を祝福するように周りの拍手が大きくなる中、1人の女性が近づいてきた。
「ね、君達うちのハコで結成記念のライブ、やらない?」
この出会いが、2人の─否、3人の運命を大きく変えることになる。
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後日。
件の路上ライブからはや数日。
2人は先日の女性──香月雅に渡された住所へと訪れていた。
大通りから少し逸れて地下へと下った先にあったのは、小さなライブハウスだった。
あまり見慣れない大きな扉を前に、妙な緊張で肩に力が入る。どちらともなく目を見合わせ、2人でドアノブに手をかけた。
ずっしりとした扉を押し開くと、そこは未知の世界。
扉から手を離さないまま、ついキョロキョロと見回してしまう。
そんな2人の元へ細身の男が早足近寄ってきた。中々の勢いで真っ直ぐ自分達に向かってくる見知らぬ男に、思わず1歩足を引くものの、それよりも男が口を開く方が早かった。
「来てくれてありがとう、入口じゃなんだしどうぞ入って。今日は何のライブも入ってないから自由に使っていいって言われてるんだ。」
ごく自然に肩を抱かれ、ライブハウスの中へと誘われる。流れるようなその仕草にも驚いたがそれ以前にまず、目の前の男の口から何処かで聞いたことのある、"女性"の声が聞こえてきた事に2人は戸惑った。
またもや目を見合わせた2人。意を決して花音が口を開いた。
「あの、もしかして香月さん…ですか?」
不安げな問いかけに、ぱちぱちと目を瞬かせた男(?)は次の瞬間、まるで漫画のようにぽん、と手を打った。
「そうか、ごめんね?!これじゃわかんないわ。いやぁ周りが慣れきって何も言わないから忘れてたわ。」
うんうん、と1人で納得したと思えば、2人の肩からするりと手を離し正面に立った。
「改めまして、香月雅です。ビックリさせちゃったよねぇ……紛らわしいことしてごめんね?
今日はちょっとメンズ着たい気分だったから髪とかメイクも全部それっぽくしてたのよ。」
未だ戸惑いの表情が残る2人を壁際のボックス席へと案内すると雅はちょっと待ってて、と告げて去っていった。
「…、びっくりしたね………」
「うん、びっくり………」
「それにちょっとなんか、落ち着かないかも」
「あたしも…ライブハウスってもっとキラキラしてて賑やかなイメージだったなぁ」
緊張を解すようにぽつぽつとお喋りを始めた2人の元に、トレーにグラスをのせた雅が戻ってきた。
「はは、そりゃライブしてる時はキラキラ…っていうかギラギラしてるし賑やかだけど、今日スタッフしか居ないからね。はいこれ、とりあえずアイスティーどうぞ。ミルクとかガムシロ好きに使って。」
それぞれの前に、ライブハウスのものと思われるエンブレムの入ったコースターと、中身がなみなみと注がれたグラスが置かれる。
「わ、ありがとうございます!」
「いえいえ、ホントなら一服してから本題に入りたいんだけど、生憎ちょっと時間が無くて…申し訳ないんだけど、飲みながらで大丈夫だから話聞いてくれると嬉しいな。」
「は、はい…!お願いしますっ」
それから聞かされたのは、近々このライブハウスでデビューしたてのアーティストを集めてイベントをすること。出演枠が後1席あいており、花音とましろの結成記念を兼ねて、ステージに立ってみないか、というお誘いだった。
「勿論急な話だし、既存曲のカバーでも、振り付けなしの歌のみ参加も大歓迎。本番まではライブが入ってない時間帯ならここのステージで練習するのもOK。……どうかな?」
薄らと口角をあげて微笑んだ雅に、今度は目を合わせる間もなく、2人は大きく頷いた。
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あれから時は流れ、2人は路上ライブをメインにしながら、時たま雅の働くライブハウスでも歌うようになっていた。
この日も、雅からの声掛けで2人はライブハウスのステージに立っていた。
自分たちの持ち時間も終わり、他の出演者のパフォーマンスを楽しんでいると、すっかり仲良くなった雅が1枚のチラシらしきものを片手に寄ってきた。
「おつかれ2人とも、良いステージだったよ」
「雅っち!ありがと〜〜!!」
「えへへ、ありがとう…」
「お、いい笑顔。そんな2人にちょっとお知らせなんだけどさァ、これ、興味無い?」
差し出された紙にはMPF─Music Power Fesの詳細がのっていた。
「あっ…噂で聞いて気になってたやつ…!!」
「なんだ、知ってるなら話がはやい。君達、MPF出てみない?」
「えっ出れるの?!?!それなら出たいっ!ね、ましろっち!」
「うん…!!っあ、でもこれ、出場には1チーム3人必要みたい……」
「そんなぁ…………ん?3人??」
「う、うん。3人……」
「あたし達2人だからあとひとりだよね?」
「そう、だね…うん、あとひとり。」
「ならさ、目の前にいるじゃんもう1人!!」
「おっと……???もしかして私の事言ってる??」
キランと目元にエフェクトが見えそうな表情をした花音と、ふわりと楽しそうな笑みを浮かべたましろの視線を一身に受け、困惑気味にそう尋ねる。
「ねぇねぇ雅っち!!一緒にMPF、出ようよ!!」
「いやぁ、私もうそんな若くないしなぁ……」
「雅さん、バンドのボーカルやってるって聞きました…!」
「待ってなんで知ってるの??誰よ教えたの!!!」
「まだまだ現役でしょ〜?!ね、お願い雅っち!!」
「ウ"ッ……」
「雅さん、ダメですか…??」
「うぐっ…………」
キラキラと輝く瞳が2対、自分に向けられる。
目を逸らすのもはばかられるほどの真っ直ぐさに、抗えない何かを感じた。
それに、元々音楽の世界にとっぷりと浸かっているのだ、正直に言って興味は大いにある。
そうとくればもう、断る理由なんて無いのである。
「……そうだなァ、それじゃあ混ぜてもらおうかな…」
そう小さく零した瞬間、両腕に勢いよく2人が飛びついてきた。
「やったやった〜〜!!じゃあ早速エントリーしなきゃだね!」
「行きましょう、雅さん!」
「おっとと、ちょっと落ち着いて2人とも、エントリーこのライブハウスじゃ出来ないから!!!ここ受付とかじゃないから!!!!!!」
かくして、小鳥遊花音、葵ましろ、香月雅の3名はチームを結成し、「△△△(トライアングル)」としてMPFの舞台へ1歩を踏み出した。
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△△△(トライアングル)
メンバー
👠香月雅
・性別の概念に着るものを制限されたくないという理由で男装したり女装したりする。
・自分も他人もとにかく着飾ることが好きで、手近にいる知り合いを気分で部屋に引きずり込んでは着せ替え人形にする。
・和服洋服民族衣装問わず"ファッション"が好き。
・さっぱりとした性格で面倒見のいい姉御肌 本人曰く「年下は可愛がるもの」。
・学生時代からバンドのボーカルをやっており、初期は高音ブイブイ言わせていたが成人してから酒とタバコのせいで年々高音がしんどくなってきた。
🌻小鳥遊花音
明るさと元気が取り柄の女の子。
個性的な髪色や前髪をしているのは、個性派アイドルになるということに憧れているから。
歌もダンスも練習はしているが才能は未だに開花していない。
そんなことすらも笑顔で乗り越える。
ちなみに赤ぶちメガネはアイデンティティで、外す気は一切ない。
「キラキラ」が口癖。
🐳葵ましろ
好きなものは「猫、暖かい場所」。嫌いなものは「高いところ、怖い話」。幼いころから、内気で気が小さく友達がまったくできずに孤立していた。「友達」や「親友」という定義が分からずにいる
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#BelieveYourMusic #BYM #トライアングル #香月雅 #小鳥遊花音 #葵ましろ
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