第二十四話
Sediment Wolf
第二十四話
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BLオメガバース 声劇ユニット、Sediment Wolfです。
ーーオメガバースについてーー
この作品独自の設定が入っておりますので、ご注意ください。
男女の性別に加えてα、β、Ωという独自の性別が用いられたもの。狼の群れの性別階級を主題として作られた。
α...人口の約0.5パーセント。Ωの数と殆ど変わらない。Ωの発情期のフェロモンによって不定期的に発情期が訪れる(ラット)。
β...人口の約99パーセント。一般的な性別。敏感な人はΩの発情期のフェロモンの匂いが分かるが自制は可能。
Ω...人口の約0.5パーセント。αの数と殆ど変わらない。定期的に発情期が訪れる(ヒート)。平均的な発情期の周期は3ヶ月、長さは一週間である。
中学3年でのバース性検診でΩと診断された場合、指定されたΩ専用の高等学校へ進学する。これは、バース性差別撤廃法に基づいてつくられたものであり、バース性についての知識を高めるとともに、願わぬ番契約を減らす機関として存在している。
αとΩは番という性質があり、強い結びつきを持っている。番はαがΩのうなじを噛むことにより成立する。番との結びつきは一生涯続き、番のできたΩはヒートがなくなるが、不定期的にαの前で発情するようになる。
【登場人物】
💚五月千草…Ω
💙甘崎宏…Ω
❤️桜坂霧狗…α
💖壱御有栖…α
💖「……霧狗」
❤️「なんだ?深刻な顔して」
💖「………あのさ、僕実は!………っ」
❤️「また金か」
💖「っ、うん、ハハ、お金ちょうだい!」
❤️「またかよ。借金全部返してくれたらな」
💖「そこをなんとか!お願いだよぉ〜」
(間を開ける)
💚「彼、今どうしてるんだろうね」
💙「そのΩの子、どんな人だったの?」
💚「うーん、...僕には、とにかくプライドが高くて、Ωだってこと認めたくないように見えた。......だから、αの先生にも敵意剥き出しで、目をつけられてしまったんだ」
💙「そっか...」
💚「...実は、僕も危なかったんだ」
💙「え?」
💚「αに対抗する度胸はないけど、目をつけられていたのは確かだ。...多分、匂いが」
💙「やっぱり、普通の人より強いんだ」
💚「うん。...そろそろ僕も帰ろうかな」
💙「あ、もうこんな時間!僕もお仕事戻るね!またね!」
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