第二十五話
Sediment Wolf
第二十五話
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BLオメガバース 声劇ユニット、Sediment Wolfです。
ーーオメガバースについてーー
この作品独自の設定が入っておりますので、ご注意ください。
男女の性別に加えてα、β、Ωという独自の性別が用いられたもの。狼の群れの性別階級を主題として作られた。
α...人口の約0.5パーセント。Ωの数と殆ど変わらない。Ωの発情期のフェロモンによって不定期的に発情期が訪れる(ラット)。
β...人口の約99パーセント。一般的な性別。敏感な人はΩの発情期のフェロモンの匂いが分かるが自制は可能。
Ω...人口の約0.5パーセント。αの数と殆ど変わらない。定期的に発情期が訪れる(ヒート)。平均的な発情期の周期は3ヶ月、長さは一週間である。
中学3年でのバース性検診でΩと診断された場合、指定されたΩ専用の高等学校へ進学する。これは、バース性差別撤廃法に基づいてつくられたものであり、バース性についての知識を高めるとともに、願わぬ番契約を減らす機関として存在している。
αとΩは番という性質があり、強い結びつきを持っている。番はαがΩのうなじを噛むことにより成立する。番との結びつきは一生涯続き、番のできたΩはヒートがなくなるが、不定期的にαの前で発情するようになる。
【登場人物】
💜東田加護…Ω
🖤善和内剣路…α
🖤「…俺は、善和内剣路。俳優をやってるんだ」
💜「俳優……善和内……!!!!え、この前実柁が言ってた……」
🖤「気付いてなかったの?」
🖤[俺のこと知ってるから、変なこと言ってくるのかと思ってた……]
💜「…………ん?あ!俺まだ自分の名前言ってないよな!俺は東田、高一だ」
🖤「東田くんか。…よろしくね」
💜「おう、番になってくれるまで、いつでも話しかけるからな!よろしく」
🖤「……困るなぁ」
🖤[…そういや…なんで俺、東田くんとこんな平気で話せてるんだろう…。Ωの匂い平気になったのかな…]
💜「あ、あとこれから剣路って呼んでいいか?善和内って言いづらいし」
🖤「うん」
💜「あとLINE交換しよーぜ」
🖤「...え゛」
💜「駄目か?」
🖤「いや、別にいいけど...。絶対他人に言わないでよ」
💜「そんなの言うわけないだろ!」
🖤「言わないかなぁ...」
💜「だって、言ったらめんどくさい事になるだろ?」
🖤「あ、そこは理解してくれてたんだ」
💜「そりゃぁさ。ってか、他人に教えてなんの得もねーし」
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