旅立ちの時 〜Asian Dream Song〜

宮沢和史 with 久石譲

🎤≪歌旅日記≫🏃　【19】 ◆訪問地　長野県長野市　/　エムウェーブ 今回のテーマは、「長野パラリンピック開会式が催されたエムウェーブを訪問し、かつて行われた歴史的イベントに想いを馳せた後に歌入れ」です。 この歌旅は当初、長野に住んでいる“縁”と東京パラリンピックの“機”にて、7月上旬に行う予定でした。 そんな東京パラリンピックもコロナ禍により来年に延期。こりゃ無期延期の歌旅になるかな〜って思っていたところ、あいさんのキャスにお邪魔した際にLonelyさんと初出逢い。 そんなキャスの終わり際、Lonelyさんが「宮沢くんの楽曲でコラボ募集したよ〜」とお知らせ。おっ❓なんだろ❓ってLonelyさんのとこを覗いたら、なんと‼️この楽曲‼️。しかも、私と同じコロナ撲滅祈願の意思…。 あぁ、これはいま表現しろってことか…とこれまた導きを感じ、歌入れをすることに。そして、まったくステイホームじゃなかった長期連勤を終えた開放感の中、エムウェーブへ。 良く晴れた高速道路。長野の緑は柔らかく美しい。途中、サービスエリアに停まり、風景写真を撮る。その撮影を行っていた場所、壁を良くみると1998年の長野オリンピックのポスターが⁉️。 他にも1924年のフランスの冬季オリンピックから歴代の冬季オリンピックのポスターがレンガの壁に掲示されていた。長野パラリンピックの開会式をそこまでの車中で聴いていたので(Youtubeでね)、とても感慨深かった。 いざ、エムウェーブに着く。デカい。そして、荘厳で美しい。神殿というか、山 。いや、むしろ王蟲かな久石譲的に。ラン、ランラララ〜ン。 当然の事ながら、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休館にて中には入れなかった。しかし、このデカさは一見の価値アリ。 散歩する人、サイクリングする子供たち、犬とくつろぐ人。少ないながらも、この春の緑に囲まれた静かなる神殿を楽しんでいる。そして私は外周を歩き出した。 一周目は建物の外を廻る。二周目は建物のピロティー❓を散策。幾何学的に切り取られた春の緑がとても芸術的。ふと、壁面に目をやると、長野オリンピックマークのタイルに無数の署名。22年前にここで宮沢氏が歌ったのね…と、その意義の尊さを感じながらその場を後にした。 《本楽曲について》🎵 久石譲氏は長野出身との縁にてテーマ曲の依頼が来た時に最初は遠慮してる。でも、やるんだったらスタッフとしてって言ってたら、総合プロデュースをすることに。 その経緯とドリアン助川氏の想いはこちら。 https://youtu.be/4pQWMZCTt-w 宮沢氏へのオファーは、『島唄』を聴いた久石氏が「アジアを表現できるのはこの人の他にいない」と思ったからとのこと。その宮沢氏は「(そんな事はないとして)オリンピックだったらたぶん引き受けなかった」と述べていて興味深い。 パラリンピックは、先天的な障害を持つ方、事故や病気などで部位欠損・半身不随等の障害を持つ方が国を代表した選手として参加する国際スポーツ大会である。 その概要において、現代の日本ではまったく馴染みのない選手がいる。それは、紛争や地雷により負傷し障害を持つことになった方々である。戦争被害という苦難を乗り越えて、アスリートとして勝敗だけでなくフェアプレーの精神を讃え合い競い合う所に現代オリンピックよりも深い直接的な平和への願いがある。 その観点で見れば、ドリアン助川氏の書いたこの2番の歌詞もなるほどと感心する。宮沢氏は、「人間にとって“生きてゆく”ということがいかに大変で、難しく、そして美しいものであるということを、パラリンピックから感じて欲しい」と著書に残している。国際人・宮沢和史ならばこその言葉だと思う。 その、22年前にエムウェーブで催された長野パラリンピックの開会式の映像がこちら。 https://youtu.be/7J6NB55pNpQ (もっとキレイな動画もあるけど、この楽曲の切り取りとしてのこちら) この動画にて私が特に感動したのは、4:42の「語りかけるこの時」の最後の「き」の時の宮沢氏の微笑み。 「旅立ちの勇気を〜🎵」のあたりから、出演している長野ボランティアスタッフ1,400人やダンサー達、選手達が手拍子を始める。セレモニーがクライマックスを迎えるにあたり一つになっていくのを五感で感じる宮沢氏。 サッと目を開けて確かめる。 「よし❗みんな、行くぞ❗」 そういった、確信のような、実感のような、最高の瞬間を共有できる悦びのような、そんな一瞬の微笑み。 宮沢氏は、このステージを終えて控室に戻る際の廊下で大勢のボランティアの人達がみな抱き合って喜びを分かち合っているのを見て、その歴史的イベントを共に創り上げた事を幸せに感じ、誇らしく思ったと語っている。 残念ながら、新型肺炎の世界的蔓延により2020東京オリンピック・パラリンピックは延期になった。その事について、私のこの“書く表現”に盛り込めたかったが、昨今のワイドショーを筆頭としたマスメディアに対する怒りが強すぎたのでカット。 延期された上で開催される東京オリンピック・パラリンピックは、“パリピJAPAN”な観光PRのような祭りではなく、コロナ禍を乗り越えた真の平和の祭典としてその意義を再構築してくれるのを望む。 《歌入れについて》🎤 myuさんとLonelyさんが美しく混声3部合唱をされてる上にあえて宮沢節のボーカルを乗せて、原曲寄りにする狙いで歌入れ開始。 エフェクトの親和性を探り、stageを選択。そして、宮沢節ボーカルを浮かせる為に、メモリ30％で。音量バランスに悩んだが、最終的には“声の三権分立”として、私を頂点とした正三角形になるように調整。 しかしながら、どうしてかサビで音割れする。stageエフェクトの難点でもあるが、声の抑揚も関係してるかな❓。でも、今回のサウンドにおいては、サビのビビりもまた、あの開会式の地鳴りのようなオーケストラとボーカルと手拍子の一体感のように感じたのでOKとした。 素晴らしい伴奏と歌声にて共に歌わせて頂いたmyuさん、Lonelyさん、ありがとうございます。 myuさん、Lonelyさん、歌わせて頂きます宣言をしてからアップまで、だいぶお待たせしてしまいました。私なりの納得を手に入れるまで、パラリンピックについて勉強する時間を要していました。素敵な“縁”と“機”に恵まれた事、心から感謝します。 あと、タイトルとアーティスト名は便宜上、原曲準拠とさせて頂きました。それじゃないと検索結果の際にうまく上がってこないみたいで…。ゆずが先にきちゃうのよね。 《最後に》💙💛🖤💚❤️ 過去最大級の長文の最後の最後で本当に恐縮ですが、Lonelyさんのキャプションをここで紹介いたします。 そして、myuさんとLonelyさんの意志を継いで、コラボ歓迎とさせて頂きます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 地球(ここ)では今、心曇らす出来事が日々報じられていますが、それは全国の被災地でも起こっています。 世界地図は、国境がわからないほど真っ赤に染まっています。 人類が結束するべき時にミサイルを飛ばしたり、渡航制限に対抗措置をとったり、身近では混乱に乗じて金儲けや詐欺、差別等… あまりの愚かさに悲しくなります。 皆さんは感染していませんか？ 恐怖や過度の不安に… こんな時は美味しいもの食べ、沢山笑い、沢山歌い、よく眠って免疫力を高めて下さい！ (^_^) 必ず陽は昇ります。 この歌は、ジブリの曲を手掛ける久石譲さんとBOOMのMIYAさんが、長野パラリンピックのテーマ曲として誕生した曲で、フィギュアの羽生くんもこの曲で演技した事があるんですよ！ そんな素晴らしい曲をmyulonが合唱形式で、この時期 卒業を迎えたみんなや新しい道に進むみんな、そして地球(ここ)で頑張ってる全ての人に贈ります。(^_−)−☆ もし良かったから、みんな一緒に歌ってね！ 争いの日々を乗り越えて 青空に歌う時 かけがえのない命のはてに 名もない花を咲かそう 今 地球に生きる者よ 旅立ちの勇気を 虹色の彼方に語りかけるこの時 微笑みながらふりむかずに 夢をつかむ者たちよ君だけの花を咲かせよう 夢をつかむ者たちよ君だけの花を咲かせよう 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ※トップ画像は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為に臨時休館中のエムウェーブ。 #宮沢和史 #久石譲 #ドリアン助川 #旅立ちの時 #AsianDreamSong #長野パラリンピック #東京パラリンピック #myulon #東日本大震災 #新型コロナウイルス撲滅 #コロナに負けるな