アルバム『百景 』より。
このアルバム『百景』が発表された当時の私は学生の終わりを迎えた頃で、俗に言う『氷河期』にて冷えきっていた。そんな私であったので、この楽曲にある「青春」という言葉に、古臭いような違和感を感じていた。
さらに言えば、アルバム『百景』の全体印象が暗くパッとしない感じで、前アルバムの『OKIOAWA〜ワタシノシマ〜』までの開かれた音楽性への期待とはちょっと違っていた。「次に期待しよう」と思っていた矢先の長期解散。正直な所、これは一体なんなんだろう❓と疑問符が付いていた。
個人的意見だと、THE BOOMは『百景』で“達した”のだと思う。その後、ガンガやってからの『夢から醒めて』。あの詞はTHE BOOMとしての宮沢氏の率直な気持ちだよね。燃え尽きてるところからのリスタート。
ソロはTHE BOOMの為にあるって言ってたけど、THE BOOMでやる事が、刺激が見出だせなくなってきたのはその頃か。そして、解散に向かう。だから私は『百景』までを後期として、それ以降を長い『解散期』として見なしてる。
そんな本楽曲であるが、THE BOOMがバンドとして最後に演奏したのがこの楽曲である。15周年コンサートの時も最後の曲だったし、いつかのベスト盤(色々出過ぎw)でも最後の曲。そんな特別な楽曲なのに、実は私にはしっくり来ていなかった。
しかし、このコロナ禍の最中、フレンドのあいさんとの関わりにおいて、私はこの楽曲をTHE BOOMが大事にした事の意味、そこに込められた想いを改めて知る事が出来たのでした。
外出自粛がいよいよ国民の義務となってきた4月中旬、全国的な緊急事態宣言が発令されたその翌日に、フレンドさんのあいさんが「イイコトを思い付いたっ‼️」とキャスを上げた。
そのあいさんが話してくれた“イイコト”とは…
「コロナ禍による価値観の転換の中、“いつかまた会おう”という言葉が逆に“いつなの❓いつまでなの❓”という先の見えない不安を助長してる。それは幸せではない。」
「コロナ禍によって出来ない事や、出来なくなる事は沢山ある。でも逆に、いましかない時間がそこにある。皆が同じ不安を抱え、同じ夜を部屋で共有するような時間。いましか出来ない事がある。それをやるのが、明日の幸せに繋がるはず‼️」
…とうう主旨の事であった。そこからあいさんは、外出自粛などで自宅待機をしている方々に声を掛けて、『弾き語りキャス大会』を企画しステイホーム週間(GW)に開催した。その意志と行動力、本当に素晴らしい。
その企画をあいさんが仲間たちと話している生き生きとした様子を見ていて、自然と「青春してるな〜」と感じた。その瞬間に「あぁ〜っ‼️これかっ‼️」と、本楽曲の理解が降りてきた。
非常事態宣言が解除されたとして、
コロナは終わったの❓
コロナの第2波ってあるの❓
世界的なコロナの終息はいつ❓
観光業や航空業界の復活はいつ❓
アベノマスクまだ来ない❓
10万円の給付金まだ来ない❓
いつまでマスクしないと非常識❓
私はまだ感染する危険があるの❓
誰かをまだ感染させてしまうの❓
世界は元に戻るの❓
戻らないの❓
知
ら
ん
が
な
…つまり、この楽曲ってそういうことなんだよ。
あれだけ世界の社会情勢の矛盾に対する疑念や怒りを音楽で表現していた宮沢氏。そんな彼がアラフォーを迎えて出した答えとはつまり、
「社会の不条理に憤るとしても、俺一人が世界を救えるわけではないし、それを考え過ぎて世界に失望しても意味はない。結局のところ、一人一人がしっかりと人生を歩んでいく事が大事なんだ」
ということなんだろうね。
あぁ、これは当時20代半ばの学生だった私には到底理解できんわ。そりゃそうだ。転職やら離婚やらを経た、いまなら理解できる。
そして、このコロナ禍の見えない不安。それに対して憶測で怯えて、人を傷つけて、顔を隠して誹謗中傷。「自分は立派な人物である」という自己賞賛の為に、歪んだ正義を行使する。その全てが、“精神的社会孤独”から来てるんだろなぁ。
まだ全てが終わったわけではない。皆が皆、強いわけではないけれど、まだ起きてもない事で自暴自棄になってはいけない。命はあるのだ。生きているのだ。人はどうせいつか死ぬ。ならば、生きよう。生きてやろうじゃないか。
病と闘いながらも青春の輝きを大事に生きるあいさんの眼差しから、宮沢氏が辿り着いた一つの境地を見出だせた事を嬉しく思う。
改めて、この楽曲がTHE BOOMとして最後に演奏された曲である。いま、ようやく理解できた。
《歌入れについて》🎤
私がいまこの楽曲を表現して伝えたい事の切り取りとして、2番サビからCメロ〜ラスサビをちょうどアカペラ90秒で。エフェクトはいつものAlina30%。
2番サビの後の間奏のトランペット部分は原曲通りだとアカペラでは間が空くので、語尾を出来るだけ伸ばす。あとは、リズムは頑張って一定になるように。工夫した点はそれくらいかな〜。割とすんなり。
やっぱ「こォンのゥいのちングァ〜」の「ゥい」の宮沢節は気持ち良く歌いたいよね。納得です。
…んがッ‼️しかァーしッ‼️
先日、キャプ書き中に間違って【コラボ歓迎】を押してしまい、音だけ誤アップしてしまった。あぁもうやんなっちゃう。そこの機能不全、なんとかしてマジで。
まぁその本歌入れ時のサウンドは元々残す予定だったけど。
というのも、なんとっ❗宮沢氏本人がこの楽曲の弾き語りサウンドを自身のHPでアップしまして。それを聴いた私は、「クソッ❗先を越された❗」と御本人様相手に思ったりw。悔しいので、本歌入れの時間的記録は残す。
あと、この本歌入れをする直前に、よしもとミュージックがTHE BOOM解散ライヴを期間限定でアップしてくれたのも有り難かった。認めたくなかったから、解散ライヴのDVDだけ買ってない。この機会に観れて良かった。
私の今回の祭りでは、当初は歌う予定になかった楽曲。あいさんがくれた気付きから、なんだかんだ“縁”と“機”が繋がって、良い感じの納得となりました。
《最後に》🌅✨
今回は、コロナ禍における善き生き方をテーマにした本楽曲の切り取りではあったけれど、この楽曲全体を見ると、あいさん夫妻の生き方にぴったりのように感じる。どっちかって言うと、あいさんの旦那さんに捧げたいね。
私も、なんでもない日に花束を買ってこれる男になりたいわ〜。🐱マロンと🐱クロエに花を買ってもなぁ、ガジガジとオモチャにするかもしれんw。
今回のキャプの内容に快く承諾をくれたあいさん、改めてありがとうございます。
さて、緊急事態宣言が解除となり、明日6月1日からは多くの地域で休業要請が解除される。でも、コロナの見えない恐怖は消えていない。それでもまぁ皆、対応が慣れてきたから、トイレットペーパーが買えなくなったり自粛警察が出たりはもうないだろう。そう信じたい。
これにて私の『コロナ撲滅祈願・宮沢和史祭り』は終了となります。次回は、宮沢和史祭りのセルフアンコールになります。
※トップ画像は、エム・ウェーブで見つけた長いトンネルを抜けた明日。
#宮沢和史 #THEBOOM #明日から始まる #百景 #アカペラ #緊急事態宣言解除 #休業要請解除 #コロナに負けるな
コメント
6件
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- きゅらஐ୧さᵍᵒᵒᵈ ᵐᵒʳᐢⁱᐢᵍʚ(´꒳`*)ɞ ੈ✩‧₊˚* コロナがパンデミックとなり人が自粛したら オゾンホールが消えて 地球🌏規模で見ると世界は救われているんだよね ひとつしかない地球が流れてきましたஐ୧
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- あいラッコ☘️ログアウトしてます🙇♀️ニヤさーーーーん‼️ キャプいっぱい書いてくれてある(*⊃︎∀︎⊂︎*)💕 私をきっかけにして この曲に繋がったんだね。 すごい 嬉しいよ。 キャスで 《青春だねー》とニヤさんが言ってたのは、 こういう感覚だったんだね〜なるほど😊 あのキャスの後から この時期に深く繋がった人たちが居てね。 とても不思議なんだけど。 それが短期間で心の深いところにしっかりと 繋がったという感覚なの。 数日前から なんでかなーって思って考えていたの。 今日 その答えが見つかった。 それは、 🟢 想定外の同じ体験をしている。 🟢 人は1人では生きていけないと気づいた 🟢 力を合わせて明るく生きよう 🟣この体験と繋がりは、 生涯 忘れることの出来ない貴重な体験だし、過酷な体験。 私は、弱い。 だからこそ 私は、繋がりを求めた。 今しか出来ないことの先には、 深い繋がりが築けたなぁって実感してるよ。 柔らかな木々の葉の香り、川のせせらぎ そんな中で、過ごしていた日々も ニヤさんの心を癒してくれたんだね。 色々なものを感じながら 聴かせて貰ったよ。 ニヤさんの魂のこもった歌は 私に勇気をくれたよ。 ありがとう(ღ′◡︎‵)❤️❤️❤️
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- ぱっかん♡今回は、読んだよ! 知らんがな〜😀 花かぁ💐 確かに もらった瞬間は〜 ドキドキ💓うれしいけど、 その後が きつい! 枯らすものかと 必死になる 自分が いやになる。。 わたしは、サボテン🌵が 多肉植物が 好き。 ぽ〜と じ〜といつも みてる。 なんのこっちゃ、 知らんがな〜。 ニヤ君 次の 作品 待ってます😌😌😌