金田のテーマ

芸能山城組

映画『AKIRA』より。 この楽曲は、タイトルが『金田のテーマ』だったり『Kaneda』だったり『AKIRAのテーマ』だったりして、よくわからん。経緯を調べたいが、そんな時間ももったいない。 ちょうど2年前にダイコさんのこの素敵なパーカッションにTHE BOOMの『手紙』の歌入れを始めた時に、「あれ❓これってAKIRAじゃね❓」って気がついて。 ↓一年半前にアップしたTHE BOOM『手紙』。 https://nana-music.com/sounds/04a323a7 そこからネット資料を漁ったところ、漫画『AKIRA』の5巻の「41号は2020年4月16日に逃走とあり」というセリフで唯一明確な日付が記されているのを知って。じゃあ、オリンピックイヤーの2年後のその日に、私の表現にて『金田のテーマ』をアップするぞ‼️と決めていよいよその日が来たわけである。 …………とんでもない事が起きてしまった。 新型肺炎が世界で蔓延し、2020年東京オリンピックも延期になってしまった。世間ではもう「AKIRAの予言だ‼️予言だ‼️」と騒ぐ始末。なんという“業”であることか。 2年前から決めていた段取りにて、4月に入り改めて映画『AKIRA』を観た。キヨコの予言、大佐が出す非常事態宣言。その劇中で起こる厄災、交わされる会話、それらが今の日本に、世界に降りかかる。 原作の“1945年〜37年後〜1982年〜37年後〜2019年”という舞台時間をみるに、アキラ＝28号とはやはり“核”を象徴するものかと思う。人の欲暴が引き起こした、行き過ぎた科学が招く惨劇。 映画版は“1988年〜31年後〜2019年”という設定になっている(物語的に時間間隔はあやふやという事であるが)。では、現実の約30年前に日本を襲った悲劇とは何かというと、“バブル崩壊”である。それが30年以上の時を経て、より強大な経済不況として爆発しようとしている。 そういった点でも“黙示録”として、この作品は伝説になっている。ただ、悲観的な見方だけではなく、この作品の結末は惨劇を乗り越えてより逞しく生きていく希望が記される。 主人公・金田のジャケットの背中に描かれた青と白のカプセル。コロナウイルスに打ち勝つワクチンが、まさにこの色合いであれば本当に凄い事になる。 「もうはじまっているからね」というタカシの言葉に、新型肺炎との闘いの早期の勝利を、未曾有の経済打撃の先の光に向かう新世界を期待したい。 🏙️《改めて、映画 『AKIRA』を観て》 私は幸運な事に、小学生、大学生、社会人のそれぞれの段階でこの作品を観る事が出来た。 初回はナンバーズの面々や幼少期の金田と鉄雄に感情移入し、2回目は主人公達に素直に感情移入出来た。そして今回は社会人として、今の私とほぼ同年代の大佐に感情移入した。仕事の責任だったり、保身ばかり考える上の連中にイラつくシーンとかしみじみした。 あと、漫画原作を圧縮した事により、鉄雄の思春期ゆえの暴走、金田が兄弟を思いやるように鉄雄に接している愛がより強調されて、2時間弱の作品の質をグッと上げていると感じた。映像や音楽だけじゃないぞ、と。 ちなみに、映画『AKIRA』の金田と金田のバイクのポスターって日の丸のイメージなんだなぁと気がついた。 《追記・この楽曲の“縁”と“機”あれこれ》🏍️🌆 昨年11月に東京勤務の内示があったが、本年度2月から4月まで東京応援という形式に変化。しかしながら、手伝う予定だった3月末の展示会が新型肺炎の影響で中止。3月入ってすぐに信州に戻された。 当初このサウンドは、『東京オリンピックの開会式が催される新国立競技場を見学した後に歌入れ』という歌旅の予定だった。東京勤務の内示があった時は、その目標の達成に近づいた事にワクワクしたものである。 その“縁”と“機”の“導”は叶わなかったが、代わりに厄災との“業”が結びついた。 この作品のある意味でのメモリアルイヤーである本年、4Kリマスターの発売が今月24日に控えている。その日にまた何かあるのだろうか。 あと、3月末に、鉄雄役の佐々木望が東京大学法学部を卒業したというニュースがあった。これもまた凄い“縁”と“機”だなぁと思った。ていうか、佐々木望って実はナンバーズか❓凄すぎ。 …姉が買った『AKIRA』のシングルCDを友人に借りパクされて、未だに戻ってきてない。残念。 《歌入れについて》🎤 かねてより構成は練っていたが、あまりに複雑だったのでノートにA〜Hパート構成を書いてから挑んだ。 とにもかくにもダイコさんのサウンドが素晴らしく『KANEDA』。イントロの稲妻感、サビのﾗｯｾｰﾗ感、半端ない。それを主張したく、ダイコさんのサウンドを前面に出している。 前半は素材の素晴らしさを大事に、ダイコさんのサウンドのみで表現。歌入れは、stageやalinaのエフェクト100%をあれこれ使ってる。原始的な太鼓の音と声の集合で表現した事により我ながら緊張感のあるサウンドになったと思う。 この期に、しゅんさんの『KANEDA』も紹介。 https://nana-music.com/sounds/03eb41ce いつか東京オリンピックが開催されるなら、こちらでもトライしたいなぁ。 各パートがどれを歌っているかはそれぞれのサウンドに記すとして、嵐〜街の間などはずっと伸ばす。ﾗｯｾｰﾗはパートによって音程を変えたり。なお、最後のHパートはﾗｯｾｰﾗを小声吐息で「ｯｾ」を強調と最後の「仲間 甲斐」。 構成を練るにあたり気付けて嬉しかったのは、ラッセッラーの重なりが輪唱で成り立ってる点。2回目のラッセッラーに最初のラッセッラーからを重ねると、原曲っぽくなる。 ちと残念だったのは、「祭り」が小さいのと、最終的にﾗｯｾｰﾗの巻き舌パートが小さくなってしまったこと。一応は意識して「きゃねだ〜」って言ってるw。あと、「山形〜」は私が感じた音を重視して「やぁんｍた〜」にしてる。昔は「ア〜ルファ〜って何❓」って思ったものだw。 ちなみに、Dパートは試験的に拡声器を使用してる。部屋の真ん中にマイクを置いて、爆音メガホン。他のパートのﾗｯｾｰﾗも基本的に大声。改めて、今回のサウンドは別荘(の隣の管理人室)暮らしだから出来たんだなぁと感慨深い。 また再び素晴らしいサウンドにて表現させて頂いたダイコさん、ありがとうございました。 このダイコさんの『アシコ』に出逢ったのが2017年8月なので、かれこれ2年半以上このサウンドと向き合い表現の施行をしていた。ここまで来るの…長かったなぁ。ホント、今日までnanaを続けられて良かった。 ※周知や共感を求めて“コラボ歓迎”にしてます。ガムランとか持ってる人いたら重ねて〜って、まずいないわなw 《最後に》🏍️🌆🏟️🧸🐇🚘💊 この度、新型肺炎の被害に遭われた方々、休業要請ならびに自粛行動にて収入や行動を制限されている方々にお見舞い申し上げます。 私の住んでいる町もメディアで報道される程の、次期・危険地帯となっています。といっても今はただ閑散としてるだけですが。とはいえ、いつ私も新型肺炎の被害を被るかわかりません。 今日現在、健康である事を感謝しつつ新型肺炎に立ち向かう共感を求めて、あと数曲を表現したいと思います。 間に合うか… …間に合うさ。 怒涛の長文、読んでくれてありがとうです。 #AKIRA #KANEDA #金田のテーマ #芸能山城組 #予言 #オリンピック #中止だ中止 #コロナに負けるな