長編朗読台本【世界の種】第二回
お名前をどうぞ 台本: かきつばた。
長編朗読台本【世界の種】第二回
- 54
- 2
- 0
長編朗読台本【世界の種】
ジャンル:ファンタジー
人数:一人
声劇ユニット『かきつばた。』著
*************
第二話 沈む日常
【登場人物】
筑紫春樹(ちくしはるき)
男性 大学生
【コラボ条件】
◎台本をお使いになる際は拍手をお願いします。
◎コメントは必須ではありません。コメントありがとうございます。
◎サウンドを投稿する際は下記タグを消さず投稿してください。
お手数ですが、よろしくお願いします。
【続話】
長編声劇台本「世界の種」 台本: かきつばた。
https://nana-music.com/playlists/3189339…
【コラボして下さった方】
◎プレイリスト
長編声劇台本「世界の種」コラボさま
https://nana-music.com/playlists/3189386…
※台本が読みにくくなるのを防ぐため、前回までのあらすじ等は割愛させて頂きました。以前の台本を追って、ご確認下さい。
§§§§§§§
(台詞)
筑紫春樹の独白
「」なしは、モノローグ
(一話からの続き)
大声で叫んで、すぐに〝しまった〟と思った。
これじゃあ、周囲の注目を集めてしま……
「……えっ」
(※一拍置いて)
「な、なんだ!?」
そこは、異様な空間だった。
確かに、見知った駅の入り口なのに……。
「誰も……」
(※一拍置いて)
「いな……い……」
生きとし生ける、すべてが存在しない、静寂(せいじゃく)を孕(はら)んだ場所。
空間に描かれた景色に、閉じ込められたかのような、孤独が鎮座(ちんざ)した世界。
「お、おかしいだろ? だって、まだ夕方だぞ?」
自分以外の生者を求め、必死に恐怖を抑え込み、周囲に視線を飛ばす。
(※数秒してから)
――そして、とんでもないことに気づく。
「トーマーリイデ」
それは、普段なら確かに〝デイリーマート〟と書かれている筈の看板だった。
得体の知れない恐怖に、心臓が一度、大きく跳ねた。 まるでその不快な音色が、合図であったかのように……。
「……ッ」
俺の意識は、日常と共に、ゆっくりと失われていった。
(第三話に続く)
§§§§§§§
文章編集 かみな。
サウンド編集 ももつばき。
#声劇ユニットかきつばた
#長編台本世界の種
#台本書きのかみなさん
#ももつばきの台本
コメント
まだコメントがありません