無名百物語第二章【台本】
ぱや
無名百物語第二章【台本】
- 8
- 1
- 0
桜の木か…良いなぁ…
台本(コピペ)
桜が咲き始める4月5日
僕は花を咲かせてこの世界に存在した
毎日を平凡に生きていた そんな僕に笑いかけた彼女がいた
この日僕は彼女を "見つけた"
それから毎日彼女はここへ来ては僕に話しかけた
僕が何を言おうとも笑顔で受け止めていた
その度に僕はなぜか胸が痛んだ
そう いつしか君が愛おしかったんだ
ある日僕のいる公園が取り壊しになった
僕ももうそろそろいなくなるんだ
僕の心は欲望に満ちていた
「彼女を忘れたくない」
彼女は泣きながら走ってきて僕の胸にすがって言った
「私の前から消えないで」 「一人ぼっちはいや」
「あなたのことがっ.....」
僕は彼女にそれを最後まで言わせなかった
彼女の腫れた目にたまった涙を拭って言った
" 笑ってよ "
そして花びらとして散って彼女の前から消えた
無名百物語第二章
人と恋した桜の木
#無名百物語 #四ノ宮りゐオリジナル #ぱや #声劇台本 #ひとり声劇 #コラボ募集中 #コラボ歓迎 #拍手嬉しい #一発撮り
コメント
まだコメントがありません