【短編小説】ハロウィンパーティー ⑨
朗読者(お名前)BGM(Guardian)台本(古畑 時雄)
【短編小説】ハロウィンパーティー ⑨
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【短編小説】ハロウィンパーティー①
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【短編小説】ハロウィンパーティー②
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【短編小説】ハロウィンパーティー③
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【短編小説】ハロウィンパーティー④
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑤
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑥
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑦
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑧
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑩
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑪
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑫
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑬
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑭
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【短編小説】ハロウィンパーティー⑮「最終回」
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【短編小説】ハロウィンパーティー ⑨
私のクラスは文化祭で行う『アルプスの少女ハイジ』の劇を放課後、夜遅くまで練習した。この頃、学校近くの渋谷駅周辺ではハロウィンに向け、色々なイベントの企画が予定されて居たのだ。
私も本当は文化祭よりハロウィンを友達と一緒に過ごす為に、ハロウィンパーティーを友達と企画する予定で有ったのだが、文化祭の劇の練習に追われていた。
そしてとうとう文化祭の当日の日がやって来たのだ。私はハイジ役の恰好をして自分の出番を舞台の袖で待った。
他のクラスメイトも緊張した面持ちで自分達が演じる『アルプスの少女ハイジ』の劇の順番を待って居たのだ。順番が近くなるに連れ、私の心の中に緊張と不安がよぎった。
そしてクラス代表の田中が、こんな事を言ったのだ。
「俺たちの劇は、主役が一番重要だ!」
私も勿論、その事は理解していた。しかし心の中ではこう思ったのだ。
「田中、お前はクラス代表なんだから」「少しは、わたしの立場を酌むべきじゃない」
しかし追い討ちを掛ける様に、その場に居合わせた担任の若林がこんな事を言った。
「大丈夫だ」「おじいさんは、お前を見守ってるから大丈夫だ!」
全く頼りにならない担任からの投げ掛けに、私はもう誰も当てにならないと思った。そして自分ひとりで何とか乗り切ってやろうと言う思いが湧き、逆に吹っ切れたのであった。
つづく…
【nana短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
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【nana短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
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