【一人声劇】狐のお面【台本】
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【一人声劇】狐のお面【台本】
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狐のお面を拾った。そんな雨の日の話。
※アドリブアレンジ等可能です
ーーー台本ーーー
ねぇ、その面を僕におくれよ。
そう。その狐のお面。
それ、僕の顔なんだ。
…え?馬鹿な事言うなって?
いやいや、本当さ。
僕はこの神社に住んでる狐なんだ。
だからそのお面、僕に頂戴。
その面がないとお狐様に怒られるんだ。
……あ、これ言っちゃダメな奴だったかな…
……えーと…今の話は無しね。うん。
…で、何度も言うけどそれ、僕のなんだ。
「俺が拾ったんだから俺のもの」…??
…はぁ、どこにもいるんだね、だっさいガキ大将みたいなの…。
井の中の狐大海を知らずってまさにこーゆー事だよね。
…「されど空の深さを知る」…?
…諺の続き?
…ぷっ、ふふふ、あはははは!!
君って、なんだか面白いね、はは!
いいや、そのお面、しばらく貸してあげる。
そうだなぁ…次の満月の日まででどうだい?
…ああ、交渉成立、だね。
約束破らないでよ、
狐の怨みはこわいんだから。
#一人声劇 #台本 #狐 #和風 #声劇台本
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