橋 ( 朗読 台本 )
読み手 あなた 書き手 ミチル猫
橋 ( 朗読 台本 )
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大きな川があり、対岸へ渡るための大きな橋があった。
2人の旅人がおり、同じ橋を渡ろうとしていた。
しかし、2人は決して同じ歩幅、速度で歩くことはしなかった。
しなかった……と言うと語弊があるだろう。
正確に言うと出来ないだった。
2人の旅人は見ず知らずの者同士。
片方の旅人は、歩も弱めず、どんどん進み、あっという間に対岸へ渡ってしまった。
この旅人には迷いがなかった。
もう片方の旅人は橋の直前で立ち止まり何かを考える素振りをし、中々1歩を踏み出さなかった。
時折、ため息をつき左右を行ったり来たり落ち着かない。
この旅人は対岸へ渡る事を迷っていた。
同じ橋を見て希望と信じて疑わない者もいればそこに不安と恐怖を感じる者もいる。
そこにある橋は2人の旅人にとっては全く別物だったのである。
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素敵な演奏ありがとうございますฅ^•ω•^ฅ♪
聖剣伝説LOM OP
#ミチル猫台本
コメント
4件
- ミチル猫
- きのこ🐈🐾人の環境や経験により心が養われたり荒んだり、同じものを見るでも、答えが違ってくる……人間の不思議ですよね🤔✨
- ミチル猫
- 駄馬 そして 影(懐かしのアイコン)お借りさせて頂きました✨ 素敵な台本ありがとうございました✨