〈第5話〉ゴシップは程々に【後編①】
台本:由季 BGM:『海中洞窟』MATSU様 イラスト:MΔWΔTΔ様
〈第5話〉ゴシップは程々に【後編①】
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アレン「鴨言うな…」
アリスティア「ボクにとっての鴨は読者ではなく、真実を握る者だけだよ?今でいう君だね。」
アリスティアは運転手を見やる
アリスティア「さぁ、墓荒らし君、いや、ルーク・スペンサー。等価交換だ。ボクが君を信用しよう。だから君もボクを信頼して、真実を売ってくれ」
運転手「……!」
アリスティア「ボクが君の真実を伝える。良い面も悪い面も包み隠さず。君は何を見て何を信じてきた?教えてくれ。結果はどうあれ、オリジナルの治療器具を発明したくらいだ。君は本当はもっと賢いはずだろう?いつまでそうやって分からないふりをするんだ。」
運転手「僕は……ただ、純粋に救いたかっただけなんだ。彼女を助けられればそれでいいと思っていた。でも、いつしか、名声を求めるようになってしまった」
アリスティア「……それで?」
アレンとシャルロットは目配せをしてその場を後にした
───
律「…莉乃、落ち着いた?」
莉乃「…うん、ありがとう」
2人は体勢を戻した時
シャルロット「莉乃ちゃん…本当に無事でよかった…怪我はない?」
莉乃「はい。…アレンさんのおかげです」
律「アレンさん…莉乃のこと、ありがとうございました…」
アレン「おー、気にすんな。アリスにも言っとけよ」
律「え?」
アレン「アリスがタイヤをパンクさせたんだ。それで時間を稼げたって訳」
律「!じゃあ、あの銃は本物だったんですね」
アレン「何で持ってんだよって話だけどな……」
シャルロット「いつも持ち歩いてるそうよ?」
アレン、律「「え」」
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絵師
MΔWΔTΔ様
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