〈第4話〉情報屋VS天才プログラマー【前編②】
台本:由季 BGM:『BGM180106 ピアノ/悲哀/Cinematic』HomeMadeGarbage SoundTracks 様イラスト:MΔWΔTΔ様
〈第4話〉情報屋VS天才プログラマー【前編②】
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クレア「……調子に乗らないでよね。たかが、ハッキングに成功したからって」
セオ「はい無知ー。ハッキングってのは悪い意味では使わねぇんだよ。そもそも、ハッキングってのはな………」
クレア「はいはい、猿でもできるんでしょ?」
セオ「それは、猿なんかじゃ、この僕には勝てないって意味だ!」
クレア「分かるわけないでしょ!」
レイは2人の気を逸らすことに成功し、今のうちにと、気になっていたことを問いかける
レイ「……オリヴァー、セオにハッキングさせてまで知りたかった情報って………これなの?」
オリヴァー「正確には、この"組織"を率いる存在。それが知りたかったんだ」
レイ「………直接の面識はないけど、聞いたことがあるわ。……政府……いえ、女王直属の機密機関『innocence』」
オリヴァー「そう。陛下のために編成された組織だからね、素性はほとんど知られていない。世間一般的には、この組織はいないも同然だ。」
レイ「何か分かったの?」
オリヴァー「あぁ。うまく隠れているね。innocenceの創始者は……しがないバーテンダー、ウィリアム・レストレード。……彼とは一度会ったことがある。」
レイ「バーテンダー?………それはつまり」
バーテンダーは表向きの姿、つまり隠れ蓑ということ
オリヴァー「……さぁ、早速彼に接触しよう。行くよ、レイ、セオ、クレア。」
オリヴァーの一声に、レイは立ち上がり、先程まで言い合いをしていたセオ、クレアも表情を引き締める。こうして一行は目的の人物に会うべく、事務所を後にした。残された画面には、シャンパンゴールドの髪をオールバックにした端正な顔立ちの、ウィリアム・レストレード──────ではなく、全く違う人物の顔に変わっていたのに、彼らは気づいていない
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絵師
MΔWΔTΔ様
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@maware_grgr8109
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