罪と罰

椎名林檎

#ふわり杯2023 ↓企画詳細↓ https://nana-music.com/sounds/06a106e6 0919ﾃﾞｲﾘｰ59 thank you🤗 普段は拘りだの何だのをキャプションに書く事は苦手でしないのだけれど、ふわりん姉様のご希望とあらば書かねばなるまいね。 ◉選曲理由 「とにかくふわり鏡月のハートを刺しにきてください。」との事。 おれに刺さらん鈍凶器で人様を刺すなんて事はできまいよと、自分のトラウマを乗せる事のできる音楽…音が苦？みたいな事をしたくて選びました。 自分の経験やら気持ちやらを有名楽曲で表現するのは自分の唯一性みたいなモノのアンチテーゼになりそうで気が引けたけれど、まぁそれをせざるを得ないから有名楽曲なんだろうと何とか折り合いを付けて決定しました。 これを聴いて気分が悪くなったり泣きたくなったりする人が沢山居れば良いと思います。 ◉拘り(？)意識した事 ⚫︎多分、原曲キーの方が"所謂罪と罰"感は出たんだろうけども…"おれの"で言うとオク下かなあ。で、オク下です。敢えてです。原曲キー出ます。 ⚫︎普段サウンドを作る際に重視しているのは音ハメ感と耳触りの良さ。故に歌詞の発音が伴奏のリズムラインの何処に来るかを割当てる作業から始めるのだけれど、今回その工程は抜きです。情緒最優先で作ろうと考え、録音前夜から歌詞の音読を何回も何回も繰り返す所からはじめました。 ⚫︎1番最初のエッジは大袈裟に入れてます。ハモりを目立たせる予定でいたので、早めからエッジを入れる事で主旋律を認識し易くする目的です。 ⚫︎語尾の要所要所に2種類のビブラートを連続して入れる事で呼吸が整っていない様子の表現としています。使っているのは各箇所喉、それから舌です。 ⚫︎喉仏の位置が一定にならない様にしています。これも呼吸が整っていない様子や嗚咽の痕跡の表現としています。 ⚫︎ハモりは好きなYouTuberの動画を参考にしつつ低い所にもそれっぽく入れてます。 ⚫︎ブレスの音をあえてデカく入れてます。その方が情緒感が強く聴こえると思っての措置です。 ⚫︎Aメロの主旋律部分はサビからブレスなしで、酸素が足りない状態で歌い始める事以外何も意識していないです。前夜から散々した音読により入り込んだ情緒感だけで声を出してる状態です。 ⚫︎上記の理由からハモりを入れるのは大変そうだと思い、当初はハモりなしで完成とする予定でしたが、サビが厚くなってしまい浮きが気になったので聴こえるか微妙なレベルで3度の上ハモと、一部囁きを入れました。難しかったです。 ◉最後に おれは「なんかいいかんじ」で作品作りをする事が出来ないんでね。理由や裏付けがないと「なんかって何や、何処がいいかんじなんや」となり、自分で自分の作品を良いと思えないワケです。拘ったり小技を重ねたりして自分で自分を納得させることで、ようやく人様の耳に入る作品として公開している…と言う感覚でいます。謙遜でなくね。 その為普段のサウンド作りでも書こうと思えば書く事がそれこそ上記の様に無限に出て来はします。が、それをしない…というか苦手な理由も、この拗れたマイメロには幾つか御座いましてね… ひとつは、まぁそんなマニアックな拘りは気付く人が気付けば良いし、どれだけ拘った所で良く見積もってたかが90秒の「なんかいいかんじ」を構成する小さなピースの１つにすぎんのだから、敢えて語る事もあるまいという考え、 もうひとつは、多くを語る事で聴き手側に出来上がった作品のその出来以上の価値を植え付ける恐れがある事を危惧して…つまり「びみょーかも…けどそんなに頑張ったんならもう少し評価を上げよう」と思わせる事をしたくないから… と… …………。 メンドクサカタブツマイメロなんですおれぁ。 要は、「なんかいいかんじ」が理解出来ないカタブツマイメロが「なんかいいかんじ」をやろうとしている。でも頑張ってると思われたくないから「頑張ったかも！！」みたいなキャプションしか書かん…という事ですね。 「なんかいいかんじ」と思って貰えたら、又その様にコメントして貰えたら、カタブツマイメロ的にはやりたい事が出来ていた証明になるので大変嬉しいという話ですね。 そんなつもりで過去サも聴いて貰ったらちょっと印象が変わるかもね。 ふわりん曰くキャプションを読み上げる可能性があるとの事でしたので苦手なりに頑張って読み物にいたしました。 以上、ここまで読んで貰った事も嬉しいです。 かんじいっぱいつかってつかれちゃったかも〜🥺 #椎名林檎 #アコースティック #コラボ歓迎 #けんじ伴奏 #ひほうた