彼と彼女のクリスマス〜第9章〜
BGM:c・書き手:香魚
彼と彼女のクリスマス〜第9章〜
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この小説が生まれたきっかけのプレイリストになります。
❄️彼と彼女の8小雪←「雪」がポイントです。
https://nana-music.com/playlists/3921812
🎄彼と彼女のクリスマス プレイリスト
https://nana-music.com/playlists/3926734
※妄想クリエイティ部に投稿したものを、加筆修正しています。
※この短編小説を声劇や歌にしたい方は、原案が私・香魚である事の明記と、最終章を投稿後にアップする無音コラボサウンドを使って下さいませ。
(聴きに伺いたいので、コラボ履歴に入れて欲しいです)
※nana以外の持ち出しはご遠慮下さい。
12/8 天気 快晴
いよいよクリスマスランチ会。
仕事ではパンツスーツを着ることが多い彼女は、シフォンのロングワンピースをまとっていた。
「うん。会社では絶対着ていけないもんね。車に座ると膝が見えちゃうのも嫌だから、これでよし!忘れ物もなし!」
彼女は、何かを決意したような表情で、家を出た。
彼は彼女の最寄駅に車を走らせながら、話題について考えていた。
(彼女、突然熱く語り始めたかと思えば、顔を真っ赤にして黙っちゃうんだよな。そこが可愛いんだけど。でも、自分から告白していいのかな…)
9:50、彼女は最寄駅に着いた。
ちょうど白い車から彼が降りて、手を振っている姿が見えた。
彼女は彼の車に向かって早足で歩きながらはなしかけた。
「おはようございます。待たせちゃいましたか?」
「おはようございます。今着いたところですよ。じゃあ、どうぞ。」
彼が助手席のドアを開ける。
「は、はい。失礼します(助手席に乗るなんて…いいのかな?)」
彼女がドアを閉めようとする手を彼が遮り、彼がドアを閉める。
彼が運転席に乗る間、彼女はシートベルトを締めた。
彼がシートベルトを締めた後、今まで彼女が聞いたことがない、大きな声で話した。
「じゃあ、お命預かります!安全運転でいきますからね!」
「お命預かります?!?!いつも言うんですか?」
「自分が言うのは初めてですね。父が必ず言っていたので、つい。シートベルトつけたか?の合図なんです。」
「ユニークなお父様!はい、預けます!と言えばいいんですか?」
「彼女さんもユニークですね。じゃあ、行きますか。」
車の中で2人は互いの家族の話に夢中になり、CDのことはすっかり忘れていた。
予定通りの11:30、目的のイタリアンレストランの駐車場に、2人を乗せた車が止まった。
❄️続きはこちら
https://nana-music.com/sounds/0679ab2f
❄️二次創作用の空コラボ音源はこちら
https://nana-music.com/sounds/0679ade6
#妄想クリエイティ部
#cさんに感謝
#箱ちゃんに感謝
#なかゆきさんに感謝
#香魚が綴る物語
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