なんにもないったら
いさ
なんにもないったら
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④
誉:おお~!絶好のお月見日和じゃないか!
紬:うわあ、晴れてよかったね。
密:満月、マシュマロみたい……。
丞:いや、食べられないからな?
紬:あれ、東さんは?
東:よかった、間に合って。
丞:東、それは……。
誉:すすき、かね?
東:そう。やっぱりお団子だけじゃちょっと寂しいから、友達にもらってきたんだ。この辺りに飾っていいかな?
紬:はい、この花瓶使ってください。
東:ありがとう、紬。
誉:ふむ、よりお月見感が出てなかなかいいね!……はっ!詩興がわいたぞ!!……月見のすすき、流れる風に……。
密:アリスうるさい。先にマシュマロ。
東:あはは、そうだね。先にお月見会をはじめようか。
誉:む、ならば音頭は紬くんに取ってもらおうか。
紬:え、俺ですか?
誉:冬組のリーダーはキミなのだから、まとめるのはキミだろう?
紬:あ、そっか……。えーっと、これから俺たちも稽古がはじまります。正直、俺がリーダーでいいのかなって、今でも不安になることはあるけど……でも、みんなとなら……この冬組でなら、絶対成功させられる。そう思ってるから。
丞:ああ、任せろ。
密:よろしく、紬。
誉:もちろんだとも!
東:一緒に頑張ろうね。
紬:……ありがとうございます。……それじゃあ、公演へ向けての第一歩……っていうと少しおかしいけど、まずは今日のお月見をみんなで楽しもう!乾杯!
全員:乾杯!
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