セオ・フィード【中編1】
台本 由季
セオ・フィード【中編1】
- 9
- 0
- 0
🖥セオ・フィード キャラストーリ【中編1】🖥
セオ・フィード役
〔https://nana-music.com/users/7626901〕
セオ「……レノ、終わったよ…っ!レノ!?」
セオはレノに駆け寄り、体を揺らそうとする。
そんなセオを止める1人の美しい男性。
?「動かさないで。」
いつの間にか、扉は開け放たれ、部屋にはセオとレノ、そして、先程セオを止めた美しい男性と、ミルクティー色の髪を頭上で束ねた可愛らしい女性。女性は、部屋を見渡している。
セオ「っ!!誰だあんたたち!」
?「話は後で。まずは病院に行くよ。」
?「オリヴァー!」(急かすように)
オリヴァーと呼ばれた男性は、レノを慎重に抱き上げる。
オリヴァー「あぁ、分かってるよクレア。さぁ、君も手当をしよう。」
クレアと呼ばれた女性はセオに近づき、外に促す。
クレア「彼女は大丈夫。」
家の外には、黒い高級車が止まっていた。
後部座席にはレノが寝かされている。
セオ「……レノをお願いします」
オリヴァー「任せて。」
3人は車に乗り込み、病院へ向かう。
病院にて。
セオ「……ありがとうございました。妹は一命を取り留めました。お二人のおかげです。」
オリヴァー「間に合ってよかったよ。」
セオ「……それで、どうしてここに?」
クレア「仕事帰りに不穏な話を聞いたの。」
セオ「不穏な話?」
クレア「最近、ある子供たちを見かけないって。」
セオ「……もしかして、パン屋の?」
クレア「えぇ。それで、気になって様子見に来たって訳。」
セオ「なんで気になったんですか?」
クレア「……私と似てたから。」
セオ「似てたって…」
オリヴァー「1つ聞いてもいいかい?」
セオ「…なんですか?」
オリヴァー「ご両親のこと。」
セオ「えぇ。俺がやりました。」
クレア「……」
オリヴァー「……そうか。」
セオ「……それだけ?」
オリヴァー「ん?」
セオ「だって、俺は、人を、」
コメント
まだコメントがありません