第十場 不意打ち御免①
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第十場 不意打ち御免①
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みつ…美桜音ひめな
松本:
「斎藤一は、滅多に笑わぬ男で、何を考えているのかよく判らん男だった」
登喜:
「だから根っから明るい性格の沖田様とお仲が良ろしかったのかもしれませんわね?」
松本:
「沖田といえば、滋養の付く牛乳を飲めと勧めたが、『こんな物、飲めません』と吐き出しやがった」
ビショップ夫人:
「ミルクを?」
千秋:
「あの時代ですから、日本人の口に牛乳は」
鍋島:
「それで、その後」
みつ:
「父と、斎藤様は?」
松本:
「斎藤は…自分も他人も愛せない男だった」
千秋:
「自分を愛せない?(みつと見合う)」
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