声劇 台本❶❺「 幸せの視点 」
読み手「 海胆 」
声劇 台本❶❺「 幸せの視点 」
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読ませて頂きました。
めちゃくちゃ急ぎ足で読んでギリギリだったので自分でも何が何だかわからなくなってます。
感情込められたのかな?
【 台 本 】
「おはよう。」
君はいつものように、
僕に声をかける。
コトコトと、
温かなスープが煮える音と、
美味しそうな香り。
朝が、やってきた。
清々しい気分で、
君の後ろ姿を眺めながら
僕は君に笑いかける。
君は僕の表情には
見向きもせず、
一所懸命に朝食の支度をしている。
忙しい朝にいつも君は、欠かさずに
窓辺に置いたサボテンに水をやり
カーテンから差し込む朝日を
たくさん浴びる。
僕も、君の隣に並び
くうううっと、体を伸ばして、
まだ鈍い身体を目覚めさせた。
「大好きだよ」
そう囁くと
君はまた、にっこりと笑顔を浮かべる。
こんな何気ない毎朝がとても
幸せだ。
君が出かける支度をするその背中を
目で追いながら、
僕はまだ眠い目をこすり、
大きく欠伸をした。
君は、呆れた顔をして
僕を見た。
「あなたは呑気だね」
と、僕の頭を軽く突つく。
「君も、僕と一緒にここでのんびり
座ろうよ」
そう君に言うと、
君はまた忙しそうに
バタバタと玄関に走っていった。
「いってらっしゃい」
「今日も頑張ってね」
僕は玄関先で君を見送る。
君の姿が見えなくなるまで。
ずっと
ずっと
この時間を大切に
君と毎朝を過ごしたいな。
君が残した、
君の優しい淡い香りを感じながら
そう思ったー。
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