【朗読台本】てんとう虫の歌
環境音:aru-kaiさん 詩:ちょむ 朗読:ちょむ
【朗読台本】てんとう虫の歌
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自作台本を朗読しました。
アルカイさん、改めてありがとう🐞
鼻歌使いたい方はご自由に( ´ ▽ ` )
ーーーーーLyricsーーーーーーー
太陽を背負うのは
空だってしんどいだろう
伸ばした背がときどきたわんで
泣きたくもなるだろう
光だって重いんだよ
洗い立てのポプラの樹が
空のしたで
手を伸ばす
ために
受けとる
日の光を
受けとる
ために
手を伸ばす
そうやって 明日もまた
蜘蛛の巣のすみっこで
ひらひらと揺れていた
錠(じょう)のないランドセルと
かたっぽだけの赤い翅(はね)
君と私は似ているね
空にも樹にもなれないのなら
せめて名前を背負ってやるよ
高架線の暗がりで
ぎこちなく繋ぐ私の
指先で ふくらむ血が
はじけるよう
光のむこう
✴︎
だれかが私を呼んでいた
あの虫とおなじ重さで
だれかがそこに立っていた
おなじように照らされていた
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#朗読台本 #一人声劇台本 #春 #ちょむ詩
コメント
6件
- ちょむ
- 理々杏なんて心地良い声なんだ☺️ ちょむさんの詩とても読みたい!!近日公開(笑)
- ちょむ
- ちょむ
- aru-kaiそう来たか!そう来るのか! 思いつかんわ、そんな展開… 鼻歌が、一気に「心の声」感を増す そして電車の音で一旦途切れ、また何事も無かったように歌い出す これはもう「演出」でしかない 素晴らしい アッパレでござる
- 血なまちょむさんのリズムが一番しっくりです。