長編朗読台本【世界の種】 第十回
お名前をどうぞ 台本: かきつばた。
長編朗読台本【世界の種】 第十回
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長編朗読台本【世界の種】
ジャンル:ファンタジー
人数:一人
声劇ユニット『かきつばた。』著
表、無秩序、裏
―中編―
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【登場人物】
筑紫春樹(ちくしはるき)
男性 大学生
【コラボ条件】
◎台本をお使いになる際は拍手をお願いします。
◎コメントは必須ではありません。
コメントありがとうございます。
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お手数ですが、よろしくお願いします。
【続話】
長編声劇台本「世界の種」 台本: かきつばた。
https://nana-music.com/playlists/3189339
【コラボして下さった方】
◎プレイリスト
長編声劇台本「世界の種」コラボさま
https://nana-music.com/playlists/3189386
※台本が読みにくくなるのを防ぐため、前回までのあらすじ等は割愛させて頂きました。以前の台本を追って、ご確認下さい。
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(台詞)
筑紫春樹の独白
「」なしは、モノローグ
――――考えないと。
だから、乱脈に陥った頭を無理に回転させようとした。
自分の知ってる世界とは、全てが――
〝逆さま〟〝あべこべ〟〝鏡面〟
ッ、もうこれは知っている言葉で表す事なんて到底無理だ。
考えれば考えるほど、頭はまるで石像みたいに重たくなっていって、
深くお辞儀をするみたいに下へ下へと沈んでいく。
自重で、首がもげそうだって。
足先から膝、腰、目の前の青年をじわじわと視界に収めていく。
でも、最も確かめたかったその青年の顔は、逆光で薄墨がかっていて表情は読み取れなかった。
「シガンノというのはここの地名ですか?」
初めに口をついて出た言葉はそれだった。
絞り出すようにして、飛び出した質問はこれか。
――如何にも馬鹿らしい質問だ。
もっと他に尋ねるべきことがあっただろう。
(第十一話に続く)
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文章編集 かみな。
サウンド編集 ももつばき。
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