「Happy white day!!!」(浅葱)
秘密結社 路地裏珈琲
「Happy white day!!!」(浅葱)
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「で、来てみたは良いがしかし......この安らかな寝顔であるよ」
「やあだ〜、いつもの奇天烈ちゃんも騒がし可愛いけど、逆にコレ萌えるわ」
「ちょ、ちょっと花子さんダメですよう、お手つきは禁止ですー!ねぎちゃんは僕の大事なチームメイトなので、そういうイカガワシイことはですね」
「全くこいつ、腹出して寝たら風邪引くからちゃんと肩まで布団は引きあげろって何度言えば...」
「はは、みんななんだかんだねぎちゃん大好きだよねぇ。ま、僕も例外無くそこにカテゴライズされるんだけどさ」
「いやいやいや、元はっちゅうたら、おねぎはウチの子やぞ。髭ぴっぴが誘拐してへんかったら今頃平和に茶寮で暮らしてた説は否めへんけど......外に出てから、前よりもっと生き生きしよったのもまた事実やから。ちょっとヤキモチ妬いてまうな、俺」
「ああ、そういうのいいね。それぞれに彼女と育んだ愛が有るのは、素晴らしい事だと思うな。さておき、それで?どうするんだい、この眠れるゾウまみれのお姫様。こんな幸せそうな寝顔、甘い夢から呼び戻すのは賛成できないけれど...」
「ま、ホワイトデーなんだかクリスマスなんだかわかりゃしないけど、枕元に各自贈り物は置いてこう。こりゃあ、大方夢の中で一大ライブでもやってそうな顔だよねぇ」
「ふふ、小生もできることならそのライブで一緒におおはしゃぎさせていただきたーい」
「とっとと帰るぞ、このメンツで留まってもロクな事にならないのは目に見えてる。騒いで起こす前に、置いたやつから表に出ろ」
「へーいへい、スズキの旦那がそう言わはるんなら」
「あ、待ってください......!僕、お布団直したらすぐ行きますので。......ふふ、後で僕も、そのライブにご招待してね。おやすみなさい、浅葱ちゃん」
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朝起きたら、みんなの飾った色とりどりのお菓子の袋に囲まれて、眠れるゾウのお姫様は目を覚ますでしょう。
Happy WD!!!
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