100万回生きた猫4
佐野洋子作
100万回生きた猫4
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あるとき、ねこは小さな女の子のねこでした。ねこは、子どもなんか大嫌いでした。
女の子は、ねこをおんぶしたり、しっかり抱いて寝たりしました。泣いたときは、ねこの背中でなみだをふきました。
あるとき、ねこは、女の子の背中で、おぶいひもが首にまきついて、死んでしまいました。
ぐらぐらの頭になってしまったねこを抱いて、女の子は一日中泣きました。そして、ねこを庭の木の下にうめました。
ねこは、死ぬのなんか平気だったのです。
あるとき、ねこは、誰のねこでもありませんでした。のらねこだったのです。ねこは初めて自分のねこになりました。ねこは自分が大好きでした。
なにしろ、りっぱなとらねこだったので、りっぱなのらねこになりました。
コメント
5件
- 🐰みっちゃん!?☺️いつもニコニコしてたいです。バジルちゃん、朗読聴いてくれてありがとう♡この絵本、どこの本屋さんでもおいてあるから見てみてね〜。私しゃ絵本が大好きで子ども達が小さかったころすごい量の絵本コレクターだったんだ。
- 🐰みっちゃん!?☺️いつもニコニコしてたいです。
- シ ホ ꒰🎀꒱ 🎧浮上時に少しずつ👌🏻
- 🐰みっちゃん!?☺️いつもニコニコしてたいです。
- シ ホ ꒰🎀꒱ 🎧浮上時に少しずつ👌🏻このお話ね、劇団の舞台を観たことあるよ。 小学校の芸術鑑賞会っていう行事で でもちゃんとした劇団のを。 ちゃんとしたホールで。 みっちゃんママ読んでくれてありがとう(๑´ω`๑)