【掛け合い声劇】機械の心②
兎角ゆず
【掛け合い声劇】機械の心②
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#声劇
【配役】
●僕
○警察
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●僕は博士を殺した。
そして、僕は自首した。
○…で?君の名前は?
●ありません。決めてください。
○…なにそれ。で、誰を殺したって?
●博士です。僕の生みの親です。
○父親を殺害…っと。
●そうです。僕が殺しました。
○…本当に殺したのか?
●はい。
○んで、お前はロボットだと?
●いいえ、僕はロボットではありません。
オートマタ、自動自立人形です。
○そんなのはどうでもいいんだよ。
とりあえず、お前の身柄を拘束させてもらう。
●はい。かしこまりました。
○…ほんとにやりづれぇな…。
●ですが、僕は心を持っています。
僕を人間として扱ってください。
○はぁ!?お前さっきと言ってること違うだろ!?
●いいえ、僕はオートマタですが、心を持ったオートマタなのです。だから人間として扱ってください。
○あー…意味が分からん。
とりあえず身柄を拘束あとはお偉いさんに任せる!!
いいな!!
●かしこまりました。
○まったく…あれのどこが心を持ってるんだよ。
ただのしゃべる機械じゃねぇか…。
●全然違います!
○うお!?
急に大きな声を出すんじゃねぇ!!
●僕は心を持った!!
憎しみを持って博士を殺した!!
憎しみを持つのは人間だけ!!だから僕は人間なんだ!!
○わ、わかったって…
とりあえず、落ち着けって…な?
●…すみません。
○本部に報告。
ロボットを名乗る者が父親を殺したと自首。
精神は不安定。応援をお願いします。
繰り返す。ロボットを名乗る者が父親を殺したと自首…(終わるまで繰り返す)
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