芭蕉布
THE BOOM
芭蕉布
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🎤≪歌旅日記≫🏃 【11】
◆訪問地 鹿児島県 徳之島
今回のテーマは「『宮沢和史プロデュース・徳之島の旅』に参加して奄美群島と沖縄の文化的共有性を触れて、徳之島での芭蕉布と糸芭蕉の木を見てから歌入れ」です。
本来は一ヶ月前の《歌旅日記》【10】の後に続けてアップ予定でしたが、紆余曲折あっていまのタイミング。
『宮沢和史プロデュース・徳之島の旅』への参加申し込みをした時に、宮沢氏の琉球文化圏への研究内容とツアーパッケージのサンセットビーチの写真を見て、この旅を象徴するのは『芭蕉布』だろうなぁと感じていて。
なお、この楽曲はTHE BOOMもカバーしているので、便宜上、アーティスト名を彼らにしています。宮沢氏プロデュースの旅の中だしね、テヘ。
さて、この楽曲は沖縄の歌として認識されていますが、芭蕉布自体は徳之島でも生産が盛んでした。徳之島が「薩摩⇒日本」となった事で“琉球”の名を奪われて、芭蕉布の歴史のライトも沖縄に向けられっぱなし。
そういう歴史による分断と再定義によって失われつつある文化連帯を呼び起こそうというのが宮沢氏の活動であり、私もそれを学ぶべく、究極BOOMERの方々を見送った後に徳之島に生える糸芭蕉の木を探してレンタカーで島中を巡ったのでした。
徳之島で糸芭蕉の木を探すとなるとやはり人伝しかないので、とにかく出逢った島の人々に尋ねるしなかない。まず、《歌旅日記》【3】で切れてしまった三線の弦を購入すべく三線店へ。
徳之島の三線は沖縄三線と違い、弦は三味線の弦のように黄色で細く、爪は木の枝のように細く薄い。沖縄三線はダウンストロークのみの演奏であるが、徳之島三線は三味線のように返しでも弾く。ゆえに、徳之島の民謡はリズミカル。
やや諦め気味だったけど、やっぱり沖縄三線の弦も売っていて即購入。そして、その店主のオバーに『徳之島の糸芭蕉』を探す旅の旨を話し、何か手懸かりがないか相談した所、なんといまも伝統的な製法で芭蕉布を織り続けている職人さんに電話してくれた。しかし、生憎、私の飛行機の時間との折り合いが悪く、その方に会って話を聞く事は断念。工房の場所も曖昧で行けず。
ならばと、他に原生してる場所はないかと尋ねたところ、「犬田布岬でよく見かけたよ」という情報を職人さんのナチュラル方言を通訳してくれてw。いざ犬田布岬へ。
道中、犬田布岬の手前にある商店に入り、水分の補給と糸芭蕉の聞き込み。ここでまたなんと、店主の女性のお母さんが数年前まで芭蕉布の職人であったとの事がわかる。その女性との会話にて、徳之島の芭蕉布について学ぶ。
そこで知ったのだが、「実のならないバナナ」と言われる糸芭蕉100%で織られたのが「ばしょうふ」で、糸芭蕉と綿の交織で織られたのが「ばしゃぎん」とのこと。徳之島はこの「ばしゃぎん」がメイン。手間は同じだけ過酷だけど、薩摩藩がらみで綿を使ったのかな。ちなみに、漢字は同じ“芭蕉布”。
その店主の女性の方から「こんな活動をされてる方がいて嬉しい。頑張ってね‼️」とエールを贈られる。うーん、ただの趣味なんだが、ありがとう。で、犬田布岬付近の糸芭蕉があったとされる場所へ向かう。
戦艦大和の慰霊碑がある犬田布岬は海ガメが沢山泳ぐ美しい絶景でした。なのに、私含めて二組しか観光客は居らず、風と波の音しかない一大パノラマを堪能。で、糸芭蕉はというと、ない。あるのはバナナの木、たぶん。糸芭蕉の木は背が低いのだ。
飛行機の時間も差し迫り、庭にそれらしき植物がある民家を尋ねて廻る。が、軒並みバナナ。でも、残念な気持ちなどなく、そうやって沢山の島の人々と会話して、この島の芭蕉布の歴史について学べたので大満足にて徳之島を後にする事が出来た。
歌入れについて。
その前に、これまた“縁”と“機”の話。nanaでこの楽曲を歌うにあたり、このモッサさんとmakkoさんと里花さんのサウンドへのコラボを事前に検討していて、徳之島でもよく聴いていた。
そういう流れの中で私が『花』を歌った時に、当時にはまったく繋がりのなかったモッサさんとmakkoさんから拍手が⁉️。私自身かなり驚いた。あぁもうこれは「歌わされてるな…」と神秘的な導きを感じざるを得なかったです。
元々は徳之島で歌入れする予定だったけど、マイクを忘れるという大失態にて断念。でも、その分、旅に集中できたからむしろ正解。で、歌入れが遅れてキャプ書きも遅れて、なんだかんだ沖縄に帰省時のアップ。それはそれで意義がある。
さらにさらについ昨日、仲田幸子芸能館を不意に訪れて、この楽曲を最高音響の中で歌う機会に恵まれまして。仲田幸子さんのお孫さんである、沖縄民謡界の歌姫、仲田まさえさんに歌勝負をする事も出来てとっても良かった。沖縄の唄者、バンザイ‼️
素敵なサウンドにて一緒に歌わせてもらった、モッサさん、makkoさん、里花さん、ありがとうございます。歌入れはもうすんなりと、キーは違うけどTHE BOOMverでの宮沢節をフィーチャーして、真っ直ぐに歌えました。
最後に。
沖縄だとかつて夜遅い時間の天気予報でこの楽曲が流れていて。たしか、土曜の夜、ゴールデン洋画劇場の後だったと思う。夜更かしが許された夜の神秘的な印象を、幼いながらその音色に感じていた。
その天気予報は海に沈む夕日を見つめる女性のシャドーシルエットが印象的で、この『宮沢和史氏プロデュース・徳之島の旅』のツアー紹介写真にデジャブを感じた。それが、今回の歌旅でこの楽曲をセレクトした理由のもうひとつ。
そして嬉しい事に、あの時にテレビで観た私の中の“『芭蕉布』の音色の夕日”に、私の徳之島の旅の中で出逢うことが出来ました。しばらくはその美しい夕日をカバー画像にします。沢山の素晴らしい導きにただただ感謝いたします。
コメント
28件
- もっさ
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- もっさ
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- もっさ
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- もっさ
- もっさ>>ニヤ☆ど低音祭り☆ ナナパですっ(///∇///)ナンパとか無理です!ドヒャー!
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- もっさ徳之島、行ってみたいです☺️
- もっさ
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
- もっさおわー!!NANA離れてたときにコラボして下さってたんですねー☺️ すごい!有り難うございますー キャプションと相まって旅情を掻き立てられましたー
- はるわ🌺気管支炎➡️骨折中➡️喉不調⤵️
- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
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- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
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- ニヤ☆ゆっくり聴きnanaさせて下さい〜💦☆
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