残咽病(ざんえつびょう)「自作詩」「朗読」
詩、朗読、るき
残咽病(ざんえつびょう)「自作詩」「朗読」
- 18
- 1
- 0
#自作詩 #朗読 #詩
何作目かの自作詩投稿です。
感想いただけたらうれしいです!
もし読みたい方おりましたらコメントでもいいのでください( ・ω・)ゞ
__________________________
誰もいない教室
放課後
首吊り少女
机に花を置いておこう
悲しさの演出はこれで終わり
「かなしいね」
「さびしいね」
「かわいそうだね」
そう語る口が裂けた
真っ赤な根無し草
腐臭のする仲良しごっこはもう沢山
お腹がいっぱいの首吊りごっこ
集団で死を吊るす
お前らの語る正義に価値はない
結局泣いてるあの子は独り命を吊るす
結局死んでいくみんなはひとりぼっち死をぶら下げて遊ぶ
恨んで祟って呪って死んでも殺される死んでもまだ辱められる少女
救いなんて居ない部屋
黒い紙を噛む夢
殺された少女を抱き締める
書き捨てた救いは救われない
暖かな日々は来ません
優しい手は届きません
生まれてきた朝から
死んでいく夜へ
愛なんて望めないなら 死にましょう
愛されたがらないから 死をください
生きてきた全部を否定していいですか?
生まれてきた事実を殺して下さい
明日を夢見る目蓋を黒く塗り潰して
悲鳴は音にならず
嗚咽だけが心を残響する
さよならはいつだって柔らかで
唯一それだけが救いであり続けるんだ
怖いのも痛いのもやっと終わるんだ
でもね1回だけでいいから抱きしめて欲しかった。
何を間違っちゃったんだろう?
愛してもらえない子に生まれてごめんなさい
生まれてきてごめんなさい
コメント
まだコメントがありません