ドルチェ。【 声劇台本 】
ロゼ( )× シュトーレン( )
ドルチェ。【 声劇台本 】
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可笑しなお菓子なお話。
ロゼ :『』
シュトーレン :「」
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『 ボンジュール、ムッシュー、マドモアゼル 』
「 僕らの国、〝ドルチェ〟へ ようこそ! 」
『 お足許(あしもと)、チョコレートの沼に注意してくださいませ。嵌って(はまって)しまったら抜けられません 』
「 おっと、そっちはキャンディツリーだよ。枝を折って食べてみたら?今日は何味だろうね 」
『 __ . 嗚呼、これは失礼。申し遅れましたわ、私、此処( ここ )へいらっしゃるお客様の案内係を任されております、ロゼと云う者です 』
「 僕はロゼと同じ案内係のシュトーレン。ふふ、美味しそうでしょ?」
『 こら、シュトー。お客様には礼儀正しくしなさいって、マスターに怒られたばかりじゃないの 』
「 良いじゃん少しくらい!.. あ、此処がこの国の中心部。クロカンブッシュの城さ 」
『 此処からはお客様の自由となります、私達はこれで。帰るわよ、シュトー 』
「 はあい、.. あ、ロゼ。〝あのこと〟言わなくて良いの? 」
『 ..! 私としたことが。すっかり忘れていたわ。ムッシュー、マドモアゼル、少しお待ちを! 』
「 変な所でおっちょこちょいなんだから。.. 〝あのこと〟っていうのはね、『滞在時間を守る』って決まりのこと 」
『 この国に滞在出来るのは8時間、制限の10分前には、また此処に居て下さい。時間が近付きますと、あのロールケーキの煙突( えんとつ )から煙があがりますわ 』
「 決まりを破ったら、大変なことになっちゃうんだ!.. 今までも何人か居るんだよねえ、〝 帰れなくなっちゃった人 〟。」
( 間髪を入れずに。)
『 ちょっと、あまり余計なことを言わないで頂戴( ちょうだい )。.. 心配は要りません、お客様。守れば良いだけのことです 』
「 食べ過ぎて動けない!なんて言語道断( ごんごどうだん )、くれぐれも気を付けて。甘い誘惑( ゆうわく )に溺( おぼ )れきってしまわないように 」
『 それでは 』
「『 どうぞ、甘美( かんび )なひとときを。 』」
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某所で人気な観光スポット、〝 ドルチェ 〟。
空の雲から地面のコンクリート、全て全てお菓子で出来ているという、何とも素敵な国。そんな夢のような場所には とある〝 決まり 〟があるようで。
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▽ ロゼ・リザーランド
その語学力の万能さから、政府に〝 客 〟の案内係を任された少女。シュトーレンの言動、行動に毎日手を焼いているが、嫌いな訳では無い。フランス語が堪能、その他何ヶ国語かは話せる。緩く巻いた金髪に黒いリボンがチャームポイント、瞳は綺麗なワインレッド。真っ白なフリルのブラウスに、黒の膝丈ワンピースが彼女の出で立ち。季節によって、白いタイツだったりソックスだったり。しっかりしているようで、時々抜けている性格。自分でも自覚はしているので、日々気をつけるようにはしているのだとか。シュトーレンのことを〝 シュトー 〟と呼んでいる。
▽ シュトーレン・フェルゴ
相手との距離を測るのが上手く、巧みな話術で人を魅了する。それ故、ロゼ同様、政府に〝 客 〟の案内係を任された少年。外はねした明るい茶髪に金色のピン二本、瞳はロゼと反対に深いブルー。白いブラウスに黒い膝丈ズボンにサスペンダー、靴下はロゼとお揃い。抜けているように見えて、案外しっかりしていたり。ロゼの失敗を上手くカバーするのが彼の仕事でもある。反面、自由奔放な性格の持ち主でもあり、時折周りの人々を困らせてしまうことも。その度にマスターに叱られているが、当の本人は全く反省をしていない。
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#ぐでりの台本 #二人声劇 #声劇台本
#掛け合い
リンちゃんとレンくんのイラストをぼうっと眺めていたら思い付きました。双子な訳では無いんですけどねこの2人。時間かなりギリギリです、すみません。テンポ良く、若干走り気味の方が間に合うかと。皆さんなら出来ると信じてたので、やらかしました( 此奴 )。ロゼちゃんの 「 私 」 は 「 わたくし 」と読んでもらった方がそれらしいかもしれませんね。素敵なbgm、有難うございました。因みに 「 シュトーレン 」 は、ドイツのお菓子の名前です。長々と失礼致しました。
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コメント
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