【声劇台本】神様と少女
神様 、少女 、
【声劇台本】神様と少女
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初台本をもう一度投稿!
チュピカさんの素晴らしい演奏を聴いて、物語を思いつきました!
神様、少女、ナレーションがありますので、是非挑戦して下さい!ナレーションは、神様役がやってもいいかも。最後の女のセリフなど、アドリブもどうぞ!
*あらすじ
村を救うため力を使いすぎた神様と、彼へ恋した村娘が、真夜中に桜並木を散歩する。神は彼女にお別れするつもりです。
↓以下、台本。↓
女「どうしても、いなくなってしまうの?」
神「眠るだけさ。あと数百年したら、また会える」
女「ふざけないでよ…。神みたいに人間がそんなに生きれるわけないでしょ」
神「それでも僕は、眠らなくてはならない。僕は力を使いすぎたから」
女「やっぱり、間違っているわよ。あなたのおかげで村が救われたのに、村の人達が信じないから、あなたが弱ってしまうなんて…」
神「信仰が薄れているんだ。しょうがない」
女「しょうがなくなんて、ない。私はあなたを信じている!」
神「有り難う。こんな素敵な夜に、君といれて良かったよ。ほら、見てごらん。『月が、綺麗だ』」
(音楽がガラッと変わる)
(ナレ)彼女が彼の指差した方を向くと、確かに見事な満月が空に浮かんでいる。一瞬の出来事であった。再び彼女が視線を戻すと、となりにいたはずの彼の姿は消えていた。辺りには見事な桜が散り乱れ、彼女はひとり佇む。
女「ほんと、気障ね。さよならくらい言わせてよ」
温かな光の満月を見上げ、彼女は1人、声を殺して泣いた。
「(女から神へ一言)」
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