いい夢を
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いい夢を
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『いい夢を』
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「やぁ、いらっしゃい
ようこそ夢売り店へ
おや、めずらしい。
君は夢で困っている本人では無いな?
ほう、
良くない夢を見ることが多い友達の夢を
なんとかしたいと、
なるほど いいだろう。
君、手を貸してくれるかい?
そうだ。
ちょっとだけ君の友達の夢を覗き見るために必要なんだ。
ふむ、確かにこれは良いといは言えないな。
酷く生々しく、不安に満ちた夢だ。
さて、君、
この店の夢の中から好きな物を選びたまえ。
え?この私が選ぶのではないかって?
ここの店は、店に来た本人が夢を買う決まりなのさ。
決まったかい?
君が選ぶのならその友達にもきっとよいはずだよ、
あと君、友達のそばにいてあげるといい。
そんなのでいいのかって?
あぁ、大丈夫さ。
お代?
ああ、君の夢をひとつ。私に渡してくれ。
頭をこちらに。そうだ。
なるほど君が代わりにきた意味がわかったかもしれん。
また必要があれば店は現れる。
では、いい夢を。
おふたりさん。」
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夢見の悪い友達へ。
いい夢を。
そしてあなたのそばに
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ちぃと申します。
めちゃくちゃ久しぶりの台本投稿です。
台本書きなよと背中を押されひとつ。
よろしくお願いします。
harukiさんから、素敵な音源をお借りしました。
『眠れるように』という題名が、この物語にピッタリだと思い選曲させて頂きましたをありがとうございます。
コメント
2件
- ささみお借りしました!ありがとう✌️
- 碧(飛鳥)ちぃさん素敵な台本お借りしました( . .)"✨️ 言い回しや表現は素敵!!!解釈が膨らむね✨️