軍事用人型アンドロイド MQ_1 predator 『憂炎』
なす⁉️
軍事用人型アンドロイド MQ_1 predator 『憂炎』
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名前 ‐ 軍事用人型アンドロイド MQ_1 predator 『憂炎』
(通称 ユーエン)
製造年数(年齢) ‐ 18年
自認性別 - 男
製造月日(誕生日) - 7月18日 (誕生花:マリーゴールド)
身長 - 178cm
イメージカラー - 真紅色(#AD002D)
イメージマーク - 🔥/❅
趣味 - 昼寝
特技 - 戦闘
過去 -
一騎当千の戦闘能力を持ち、ありとあらゆる戦場へ派遣され戦争の度に驚異的な戦果を収めていたためか、現場の軍人や兵士らからは畏敬の念を込めて『英雄』と称されていた。
製作者の没後は国の所有品として唯唯諾諾と上官に従っていたが、有能な部下を戦場にて使い潰し、利権を貪る怠惰な上官らに次第に嫌気が差し、仲間と共に下克上を決意。一夜にして腐敗した軍の上層部をただ一人を残して鏖殺し尽くした。その後は大人しく国に捕縛され、決議を待たずして第一級戦犯として廃棄される予定であった。
彼が廃棄される予定日の前日、廃棄場にどこからともなくヒューマノイドの歌声が響いた。そのちいさな、けれども力強い歌声を聞いた途端、彼は思い出した。今まで理不尽な戦場で戦い抜き、そして勇敢に散っていった戦友たちに託された思いを。
こんな所で死んではいられない。例え足蹴にされようと、斬り伏せられようと、何度でも立ち上がるのが英雄なのだ。
身体を引き摺る彼の耳に、仲間の声が囁く。
『__戦え、憂炎。御旗を高く掲げよ。』
英雄は立つ。そしてちいさくとも力強い歌声の方へ歩き出した。彼の内に眠る遺志が絶えるまで、その歩みは決して止まらない。
現在 - 軍に所属していたので戦場では中尉として等級も割り当てられ、部隊の指揮を任せられることもあったためか、集団行動を得意としている。かと言って戦闘以外のことで旗印になる気は毛頭無いらしく、基本は誰かの用心棒、あるいは相談役のように傍に侍り、周囲の意見を聞いて静かにしている(だいたい寝ている)ことが多い。すぐに力に頼ることを嫌っているので、あくまで実力行使は最終手段。
性格 - 軍時代は戦闘狂だと畏れられていたが、本人は今も昔も常に平和ボケしており、常にマイペースにぼんやりのんびりしている。天才気質だが戦闘能力以外は気分に左右されるので日によってムラっけがある。大抵無表情で仏頂面だが、全てを快・不快で捉えているだけなので、不機嫌という概念も本人はよく分かっていない。普段は平和的解決が多いのでぼうっとしているかうたた寝していることが多く、話を聞いているのかいないのか分からないような言動を取る。
容姿 -
(https://picrew.me/ja/image_maker/134965
長髪のおにいさん 様お借りしました!)
戦争が激化した時代に一人の天才によって造り出されたアンドロイド。製作者曰く、『究極の軍事用アンドロイド』らしく、細身でありながら人外じみた身体能力と分析能力を有する戦闘個体。
軍時代は一目でヒューマノイドと分かりやすくする為に白の軍服を着せられていたが、本人があまり好きではなかったので、現在はチャイナ服のような衣服に。今の服は動きやすいのでいたく気に入っている。
とにかく動物に好かれやすく、何をしている時でも何かしらの動物が日替わりでそばに居る。特に白い蛇(憂炎曰く、「ヘビ太郎」)は軍時代から何かと長くそばに居り、もはや相棒的存在らしい。
その他 -
【ある大尉の証言】
あれは、悪魔だ。
悪魔だよ、悪魔。分かるか?
まるで人の姿をしているが、あれは本当に悪魔なんだ。
悪魔なんていないと誰もが私に言ったが、それはな、それは、それはきっと、あの姿を見ていないからだ。
奴はあの日、突如として現れた。
当て付けで着させた白い軍服の悪魔は、そりゃあもう目を見張るほどに鮮烈で、異質だった。私たちは腐っても高位の軍人だ。そこに居た全員が全員、奴の一挙手一投足を一瞬たりとも見逃さなかったはずなんだ。
だが悪魔は消えた。あれは消えたとしか言いようがなかった。
次の瞬間には自分以外の全員の首が無くなっていた。首が無くなろうともまだ奴を迎撃しようと動いている者も居た。
奴はあの瞬間だけきっと、居る世界が違ったんだ。だって、だって奴は、その場から一歩たりとも動いていなかった。馬鹿みたいだろう。まるで写真みたいに、瞬きひとつせずにまっすぐ背筋を伸ばしてそこに居るんだ。忘れたくても忘れられんよ。だって、こんなに、こんなにも鮮明に覚えているのだから。
本当に、本当にな、私は。
血の海の真ん中に立っている癖に返り血ひとつ浴びていないその姿に、恐ろしくなって。死地の真っ只中だと言うのに、その姿から目が離せなくて。
奴は笑っていたんだ。その睫毛が影を落としている様子を見て私は呆然と立ち尽くしてしまった。銃なんて、構えることも出来なかった。
それから、奴がゆっくりとこちらを見た時、私は呼吸すら忘れてしまって。
気付いた時には腰を抜かしていた。
それからは何も覚えていない。ただ何故か私はこうして生きている。
私は何の奇跡か、奴の気まぐれで生き伸びたのだ。必死に、撃ち殺してやろうと銃を取り出そうとしたんだが、心臓が痛いほどに五月蝿く騒ぎ立てていて。少しでも反抗の意思を見せたら殺させると思って。それどころじゃなかったんだ。走るしかなかった。逃げて逃げて逃げて、そうして今、ここに居る。
だって、私は見た。
見たんだ。ああ、見た。見てしまった。
目が合ったんだ。戦火をその瞳に宿す悪魔と。
「…………憂炎。俺の名前。守るにしろ戦うにしろ、剣がいる。でしょ?俺を使いなよ。」
「ふあぁ……。ねえ、話長くなる?終わったら呼んで。」
「ねえヘビ太郎。俺の代わりに面倒くさいこと全部やってくれない?あーー喋るのも面倒くさい。ねむい〜……」
「俺は別に……戦え戦えって周りが言うから戦ってるだけ。反抗の意思とか、ヒューマノイドの未来とか、正直よく分かんないし。」
「…………俺が本当に誰にも必要とされなくなって廃棄される世界なら、幸せなんじゃない?知らないけど。」
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