【一人台本】空っぽだって、いつかに向かって
伴奏 青瀬 蒼 様 台本 もえか 演者
【一人台本】空っぽだって、いつかに向かって
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「そうだよね?」
この台本を書いているとき、自分の中からそんな声がしました。
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以下台本
________________
小さいときは、ランドセルに憧れた。
小学生の頃は、部活動に憧れた。
中学生になった途端、自分がわからなくなった。
未来もうまく描けなくなった。
新しい道に踏み出して、高校を卒業して、
いつの間にか成人になっていた。
大人になるって何なんだろう。
これまでは大人が書いてくれていた書類を見ながら
じっと考える。
ペンを持つこの体は紛れもなく歳をとっているけれど
心だけは空っぽで、
言いようのない不安がふわふわ浮かぶ。
この不安がなくなることが大人なのか。
経済的に一人で生きられることが大人なのか。
きっと、
大人の証明になるものはいくつもあって
その一つ一つを手に入れるためには
自分で考えて、自分で決めて
自分で責任を取っていかなきゃいけない。
いつか、空っぽな心を満たせるように、
これは私の人生だって言えるように、
今の自分が頑張っていかなきゃいけないんだよね。
______________
「おかえり」と言ってくれる家や存在が、皆さんにはありますか?
踏み出せるだけの安心感が、あなたにはありますか?
私は、わかりません。
中学生から時間が止まったような心地で、
もう数ヶ月で20歳になります。
必死に大人なふりをしているだけで、
空っぽな私を日々感じます。
それでも、生きていきます。
自分の人生を、なるべくいいものにして、最高のエンドロールを迎えられるように、自分なりにやれるだけやろうと思ってます。
みんな、大変ですよね。
みなさんが温かな時間を過ごせますように。
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