きらきら~雛菊after story~
雛菊
きらきら~雛菊after story~
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決断の日を迎える雛菊の少女達
ここは花園の雛菊の宮、天気は良くなく曇天
まるで2人の心を表しているようだった。
🗝️「眠り…別離……眠り……わからないよ…、天音ちゃん…」
🚪「私もわからないよ、でもゆいなと離れるのだけは嫌かな。」
🗝️「天音ちゃんはどっちが良いか決めているの…?」
咲いている花々を眺める天音はどこか覚悟を決めているようだった。
🚪「---私はね、たとえ永遠の眠りでさえ…2度と夢から覚めない未来でさえ…ゆいなと一緒にいられれば幸せだよ。」
瞳から雫を溢れさせるゆいなの顔を天音は覗き込む。
🚪「ね、ゆいなは?」
🗝️「わ…わた…しは……」
一緒にいたい。
離れるのだけは嫌。
たとえ……でも。
🗝️「私も……同じ、だよ」
同じ気持ちだった、私と。
私と同じ。
少女が気持ちを伝えるのと同時に抱き締める。
🚪「嬉しい。---ずっと一緒。」
🗝️「うん…たとえ…眠っていても。
---夢のなかでも会えるかな?」
🚪「会えるよ、私達は雛菊。
------雛菊の少女達なのだから。」
雲の切れ間から陽差しが2人を照らす。
まるでこれから先の長い旅路を祝福しているかのようだった。
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ここは花園
花園であった場所。
雛菊の2人は気持ちを1つに眠りにつく。
目覚める事のない眠りに。
しかしそれは悲しみの中ではない。
眠りにつく少女達の表情はとても穏やかで
とても誇りに満ちていた。
fin.
雛菊
花言葉
希望/平和/美人/純潔
あなたと同じ気持ち
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