僕が死ぬ、青の街。
【音楽】レーニャ様【読み手】名勿【台本】青木 街 様
僕が死ぬ、青の街。
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素敵な台本をお借りしました。
以下、本家元引用
生ぬるく凪いだ海。
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【台詞】
仄(ほの)暗い朝方の海で、船の汽笛が鳴いた。
白いシャツが潮風を含む。青の瞳に涙が滲む。
「今日が怖い。」
そんな気持ちに反して、辺りは明るくなる。
襤褸(ぼろ)い桟橋(さんばし)で、この足は震えていた。
(01.00~)
大事なものは時と共に消えていく。
僕が愛した人は
僕より先にいなくなって
この先誰も愛せない僕は
たったひとりだ。
たったひとりで
かじかんだ指先を、祈るように、
胸の前であたためる。
(00.33~)
この世界の
愛ってなんだろう。
この世界の
悲しみってなんだろう。
言葉を失えない僕達は
きっと誰かを追い詰めて
自分を殺しているんだ。
(00.14~)
震える足を踏み出す。
帰る場所はもう、
いらない。
#声劇台本 #街のほんだな
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