Amazing Dolce
ハロウィン謎解きハウス - 後編
Amazing Dolce
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🌵🍒ハロウィン謎解きハウス🥥🧷
『❄️後編🍾 - Amazing Dolce 』
こちらは、𝙷𝚊𝚛𝚛𝚢 𝙿𝚘𝚝𝚝𝚎𝚛 の世界観を基にした
「寮対抗歌合戦」 #ぽたなな
「 𝑊𝑜𝑟𝑙𝑑𝑤𝑖𝑑𝑒 𝐻𝑜𝑔𝑤𝑎𝑟𝑡𝑠 」 #わわほぐ
「 𝙻𝚘𝚌𝚔𝚎𝚍-𝚛𝚘𝚘𝚖 𝚟𝚎𝚛𝚊𝚌𝚒𝚝𝚢 」 #ろくべる
「ラストダンスはホグワーツで」 #らすほぐ
の生徒たちによる非公式サウンドです。
𝚗𝚊𝚗𝚊 : https://nana-music.com/users/7756498
𝚇 : @prefects_ptnn
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原曲:https://youtu.be/lnPnSVcrJfg?si=x4k1ZaUqpXD-c35b
伴奏につきましては本家様より使用規定に基づいて使用しております。
また、サムネにつきましては全てフリー画像を使用しております。
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「ようこそレイブンクローへ。私からは星座や古代ルーン文字をヒントに問題を読み解いて貰うわ。」
青を基調としたインテリアを背景にユーリヤ・E・プラニエータは柔く微笑んだ。
四人でヒントを囲んで初めに取り掛かったのは古代ルーン文字の解読であった。
「G…I…R…I…S…H…A……」
皆が解読した文字をマルが丁寧に羊皮紙にメモしていく。その並びに見覚えがあったのか、チェリーが誰よりも早く声を上げた。
「これ、ギリシャ神話じゃないですか?」
「ということはこの星座の答えは…」
「オリオンかー?」
「正解よ。では次の問題は1人ずつの回答になるわ。」
レイブンクローは個人主義なの、とこころなしか楽しんでいる様子のユーリヤは、最初にやってきたチェリーの前にタロットカードをずらりと並べる。
「この中で彼、オリオンと愛し合う女神が象徴するものはどれかしら?」
「ええと…これ…ですか?」
「正解よチェリー。皆が終わるまでソファで待っていてくださる?」
「じゃあ…これにするんだぞ!」
「いいわマイケル、貴方の勇気に免じて一枚減らして差し上げましょう。」
「ええ〜分からん…でも俺これだと思う。」
「そう。マル、あなたは罰ゲーム決定よ。」
「愛し合う女神ってアルテミスだよねえ…じゃあこれにしよ〜。」
「正解。さすがね、アレン。」
「マイケルとマルは後で晩餐会の時に罰ゲームを受けてもらうわ。」
ユーリヤは次の部屋へ案内をしながらそう囁いた。彼女の口から“罰ゲーム”なんてチープな言葉を聞けるのは今日くらいなものである。
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さて、次の謎は一体どんな面白い事をさせてくれるのだろうか?
そんな期待を胸に次の部屋へとやってきた四人。
「お前達に謎解きを用意していたんだが…… “ 光り輝くものが大好きな馬鹿げた獣 ” が、僕の大事なものを全部盗んで隣の部屋に立て籠りやがった。」
ジョエル・コンティはどうやら大変ご立腹なようであった。
謎解きをするにはまず、二フラーが奪ったというジョエルの大切なものを取り返さないと進められないようだ…。しかし手伝おうにも一般生徒である四人は監督生専用の部屋には入れない。
「なら、ポリジュース薬を作るんだぞ!」
マイケルが声を上げ、指をさした。
ジョエルが腰掛けるソファの向かいには机が置かれており、その上にはこれみよがしにポリジュース薬の材料が並べ立てられていた。本来なら1ヶ月はかかる調合なのだが…なるほど、どうやらこれも彼が考えた演出の一つらしい。
「“アーニーの汗”を見つけてしまったんだぞ…」
「よし、“アーニーの汗”を入れよう。」
「刺激的な味は勘弁して欲しいもんな〜」
「じ、じゃあこれで…」
「「「「乾杯!」」」」
グラス同士がぶつかる軽快な音。
一斉に飲み干すポリジュース薬は、意外にも甘いお菓子の味がして飲みやすかった。
しばらくの沈黙の後、ジョエルの目の前には変身を終えた四人のアーノルド・サリンジャーが個性豊かなリアクションをして立っていた。
俺がアーニーなんだぞ!俺もア〜ニ〜。じゃあ俺もアーニーかな。私もアーニー先輩ですっ!
「それぞれ別の監督生に扮するよう材料を用意していたはずなんだがなあ…」
予想外の展開に頭を抱えそうになりながらも、まあその方が“僕達らしい”と苦笑いを浮かべ、ジョエルは四人のアーニーを奥の部屋へと案内するのであった。
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lyric *
🌵マイケル・ジョーンズ(cv.豆もち)
🍒チェリー・ガーデナー(cv.藤宮詩織)
🧷アレン・シック(cv.紫檀あい)
🥥マル・カノア(cv.棚ぼた)
🔒全員
🥥静かな森の夜
🍒魔女は求める……
🍒🥥究極の魔法を……
🧷誰もを勾引かどわかし
🌵とびきりAmazingに誘いざなう……
🍒🌵……Sweetsが、食べたいの(ぞ)っ!!
🌵甘い香り
🥥従わせて
🌵飢えた五感、呼び覚ませ
🥥艶めく色
🌵🥥Ah,見せつけてSexy!
️🌵🥥Magical Cooking、はじまるよ~(♡)
🧷甘いだけじゃ……
🍒つまらないでしょ?
🧷適度な苦さも
🍒🧷必要!
🍒ねえ、欲しいなら、
🧷かわいく強請ねだって……?
🍒🧷さあ、一緒に蕩とろけましょう(♡)
🌵🧷綺麗に飾り付け、お披露目
🍒🥥そんなに焦らさないでったら……もうっ!
🧷🥥Oh,Sorry!!
🍒準備はよろしくて?
🌵最高のSweets(🧷Sweet)🍒Magic(🥥Magic)
️🔒見せてあげる❤
🧷🥥とろけるように口づけて……
心ゆく(🍒ゆく)まで(🌵まで)
️🔒……お召し上がれ!
🌵🍒神も魔王サタンも惑わせる
🌵🧷極上の 🍒🥥Honey!!
️🔒Sweetsが!!食べたいの(♡)
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とうとう最後の部屋の問題まで来た。
「この部屋の中に答えがあるわ。ああでも、ここは監督生以外は立ち入り禁止なの。」
「今までの部屋を振り返りながらヒントと答えを探してくれ。」
「答えが分かったら俺たち監督生の誰かにこっそり教えてくれ!」
「クリア条件は全員正解するか、制限時間20分になったらエンディングになるわ。」
勢揃いした監督生達から最後の問題を告げられる。この謎解きハウスはいよいよ終盤というわけだ。
制限時間が設けられている中で四人は舞台となった部屋を再び訪れる。
「ヒントって言ったってなあ…。」
「何か“物”がヒントなのか〜?」
頭を悩ませながら部屋中をくまなく探すが、謎解きの役目を終えた部屋には答えどころかヒントすらありはしない。
共通点があるとすれば…
「歌…?」
「そういえばずっと流れているね。」
各部屋にはBGMとして過去に生徒達が合唱をした歌がずっと流れていた。
謎解き中は懐かしい気持ちになりつつ耳を傾けていたのだが、まさかこれがヒントになっていたとは。
「各部屋で『曲のタイトルの最初の文字』が同じなんだぞ!」
「う…い…え…の…す……?」
「いや、これは謎解きをした部屋の順番に並べると…」
「『い…す…の…う…え…』!ということは答えは」
「「「「椅子の上!」」」」
一瞬の間。
互いの顔を見合せた監督生達の表情がすぐに楽しそうなものなる。
「さすがね、全員正解よ。」
「謎解き制覇おめでとう!」
監督生達から様々な祝いの言葉を投げかけられる。
「これは僕達から君達へのプレゼントだ。」
「私達の謎解きは楽しんでもらえたかしら?」
そして謎解きを制覇した四人への報酬に監督生達がそれぞれお菓子を持たせてくれた。甘いカカオの香りがするこれは…チョコレートに違いない。
そうだ、今日はハロウィン前日譚。
謎解きに夢中になっていてすっかり忘れていた。たくさん頭を使ったせいか誰かのお腹がぐうと鳴る。ちょうどを迎えたディナータイムは、まだまだ終わらないパーティーの予感を感じさせた。
皆で感想を言い合いながら階段をおりる。どこが難しかった、なにが面白かった、ここが特に好きだった。
どうかこの楽しい時間が終わりませんように。
子供の頃に1度は抱いたことのある切なる願いを胸に、8人はパーティーの支度へ取り掛かるのであった。
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🎃ハロウィン謎解き企画🦇
主催
💥アーノルド・サリンジャー(cv.サキさん)
🕊セレーナ・キャロル(cv.三毛みやこさん)
❄️ユーリヤ・E・プラニエータ(cv.さとばさん)
🍾ジョエル・コンティ(cv.もるさん)
✨️🍬企画・運営ありがとうございました🎉✨️
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