幕間 「ついに対決!?運命の合同練習!」
はぴらび!
幕間 「ついに対決!?運命の合同練習!」
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幕間 「ついに対決!?運命の合同練習!」
💜「えっ?合同ライブ……ですか?」
美咲は目を丸くしながら、つい先程シアン学園長から渡された企画書に目を落とした。その表紙にはブルーミングアカデミーの校章と、華咲学園の校章の2つが描かれている。つまり、2校の合同企画だ。
「スポンサーが今話題のアイドル養成学校がコラボすることで話題性を出したいらしいの。華咲学園側は快諾したらしいけれど……何を企んでいるのかしらね」
シアン学園長は不審そうに腕を組んだ。
ひなとハルは顔を見合せる。前回のライブで見た限りでは何かを企みそうな子達には見えなかったからだ。
❤️「ふぅん、良いんじゃない?華咲学園が最近急速に知名度を上げてるのは確かだもん。個人的に気になってたし、ライバル校同士いい刺激になるじゃない」
💜「ライバル……!」
めるもはじっくりと企画書を読みながらそう答える。
向上心の強いめるもらしい言葉だ。その言葉に美咲も何か琴線に触れるものがあったらしい。
💙「確かに今話題のアイドルがたくさんいる華咲学園と交流ができるのは嬉しいかも!」
「でもねぇ……あちらの懐に入るということは、こちらもまた研究されるということなのよ」
それでもシアン学園長はあまり乗り気ではない様子を見せている。
🤍「あの……もしこの企画に参加することになったらカトレアの全員で参加するんですか?」
「ええ、そうなるわね」
🤍「そ、それなら!やっぱり参加した方がいいんじゃないでしょうか!お披露目ライブ以降に全員でお仕事をしたことはないですし、本番までに皆と仲良く……じ、じゃなくて、チームワークを高めておきたいですし!」
💙「確かに前のライブで華咲学園の子達はとても仲が良さそうだったね。うむむ……もしかして、あれが華咲学園の強さの秘訣かも……!?」
その言葉にシアン学園長はしばらく考え込むと、顔を上げて頷いた、
「確かにカトレアの皆さんのそれぞれ実力は優勝を目指すのには十分……でもチームワークにはまだ改善の余地があるわね。受けてみましょうこの企画」
❁⃘*.゚
そして合同ライブの企画の話はトントン拍子に進み、遂に華咲学園での合同練習初日。
🤍「えーっと……」
❤️「これは……」
カトレアの4人は校門の前で途方に暮れていた。
💙「おぉ~!大きな垂れ幕!『大歓迎!ブルーミングアカデミーご一行様!』って書いてある!」
💜「まぁ……立派な飾り付けです。華咲学園の方たちはとても歓迎して下さっているんですね」
❤️「そうなの……!?な、何か思ってたのと違うというか……能天気すぎるというか……まさかあそこで何だか目を輝かせながら待ってる人たちって出迎えじゃないわよね……?」
🤍「つ、冷たくされるよりは良いんじゃないかな」
こうして困惑する4人をよそに、2校の合同ライブの準備が始まったのだった。
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