【1人声劇】アリスじゃなかったら
読み手様:夜風ルイ 台本:noe
【1人声劇】アリスじゃなかったら
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君がアリスじゃなかったら
僕を助けなかっただろう
白い薔薇(ばら)を見た女王様から
首を刎(は)ねられたとしても
”仕方ない”で済むはずだったんだ
(1:14〜)
君がアリスじゃなかったら
この鼓動(こどう)も無かったのかな
想うだけで熱くなって
想うだけで落ち着かなくて
一日中、君で埋め尽(つ)くされて
(0:59〜)
君がアリスじゃなかったら
この世界にいてくれたなら
情熱的な歌劇(かげき)のように
ひっそり育てた薔薇を包んで
跪(ひざまず)いて 歌を贈(おく)るよ
君を何よりも愛しているって
(0:40〜)
君がアリスじゃなかったら
元の場所に戻らなければ
誰も彼もに責められて
君は首だけになっただろう
だから…これで良かったんだ
(0:24〜)
君がアリスだったから
どうしようもなく君に惹(ひ)かれた
命の軽い脇役(わきやく)が
生涯(しょうがい)、得(え)ることの無い
幸せを感じることが出来た
ありがとう…アリス
(0:07〜 木々の揺らぎ)
…君がアリスじゃなかったら
ううん、なんでもないよ
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ちょっと設定
不思議の国のアリスに出てくるトランプ兵。
ハートの城の庭園に、間違えて白薔薇を植えてしまった事で、ハートの女王に首を刎ねられそうになっていた所を通りがかったアリスに助けられる。
世界において、自分は脇役であることを自覚している。
そんな脇役にも心を砕き、命を助けてくれたアリスに心惹かれていく。
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