.filo(sugar)
◇:ねむすけ 台本:縹灰
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#声劇 #台本 #声劇台本 #コラボ募集 #縹灰の台本 #金木犀
この季節がまたやってきた。
といってもあれからは2周。
過ごしたかった”だけ”
忘れたくなかった”だけ”
千里は何より遠く、姿も声も匂いも・・・
いつからだろう、この世界がこうなったのは
思いが現実に、ある訳がないのだ
ただ世界はその現象に慣れた
" 金木犀に灯る "はアンニュイな恋愛小説。
きゅんとも、はらはらもしない。
彼女が読んでいたから読み始めた。
……。
彼女の舌はおかしい。
いいのはカフェインだけだ。
◇あなた
//2003.11.01
◇匂いがした
◇2度目の金木犀
//入店音
//いつもの席に座る
◇僕の前に珈琲がやってくる
◇違う…
◇「この本、彼女が好きだった本」
◇何度も読んだ、なんども
ブランケットとコーヒー
君の手はとても小さく、冷たかった
君のいる書斎が好きだった
「手、寒くないかい」
//これは会話ではない
◇意味の無い独り言
◇「本の虫」
◇「夜寝れなくてさ」
◇「あま…」
◇彼女の耳には届かない
◇君ともっといたかった。
◇君と過ごした7年と11ヶ月。
◇" 金木犀に灯る "の最初。
◇彼方の君にもこの匂いは届いているのでしょう
◇いつもより甘い
◇「ご馳走様でした」
//入口のドアの音
コメント
3件
- 縹灰
- ねむすけ
- 縹灰ありがとっ! 思ってたより早い出来上がりでw ご馳走様でした、の後味がとても味があってよき! 匂いが香ってきて舌にほの苦い甘さが残ってるよね。 エフェクトで分けるのいいよなー。 僕それ出来ないからいいなー( ᐕ)