【1人声劇】妬心を憂う
読み手様:夜風ルイ 台本:noe
【1人声劇】妬心を憂う
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(風の音)
誰かを羨(うらや)ましいって思うこと
あんたにも、経験ない?
(1:20〜 BGM in)
私よりずっと評価されてる
悔しい…
私を見てよ
なんであの人ばかり褒(ほ)めるの?
溢(あふ)れ出す感情は
いろんな形になって
私を苛(さいな)み続ける
何かを羨むこと
誰かを羨むこと
いつしかそれは妬(ねた)みになって
ある答えに行き着いた
「どうせ私なんて」
それは心にこだまする
「いる意味無いよね」
自然と溜(た)まった澱(よど)み
周りと比べちゃダメなんだって
表面だけ分かったふりして
比較(ひかく)して絶望して
自分を傷つけるなんて
馬鹿馬鹿(ばかばか)しいよね?
そうやって傷つけてるのは
自分だけじゃないって
気付けないんだ
「そんなことないよ」って
言って欲しくて
「1番好きだ」って
言って欲しくて
その浅ましさが嫌になる
何よりも醜(みにく)い私
こんな奴、誰が好きになるんだろう
(雨の音)
…あぁ、雨が降ってきた
このまま、どこかに溶けて
消えてしまえばいいのに…
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