ヒグレギ
n-buna
ヒグレギ
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青年期:🏵ヒグレギ─Vo.ソノラ
https://nana-music.com/users/7956302
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🏵Lyric
君のことが実は笑えないんだ
きっと僕も一人ぼっちだったので
白い雲が遠のいては溶けた
浅い夏が軋む
歩けば歩けば変わるように思うんだ
頭の裏日暮れも消えない癖に
死んじゃいたい
あぁ全部を知っちゃいたいんだ
夕凪を穿った緑青の色が
滑稽なくらい僕の目を奪ったんだ
もうどうか笑っていたい
逢い俯いて歩く今日を
茜色の夕が焦がしていく
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🏵Story
祭りの日、夜子と舞雪ちゃんは密かに約束をした。二学期になったら、あの憎き光くんに一泡吹かせてやろうと手を組んだのだ。
「せめて、どうして付き合えないのか、その理由を聞くまでは引き下がれないわ」
本日二つ目のりんご飴をばりばりと噛みちぎり、舞雪ちゃんは目に火花を散らせていた。相も変わらず機嫌は悪いようだったが、泣いて弱っていた先週に比べれば、随分と顔色が良くなったようにも思う。
「サイテーな理由だったら、私も一発ぶん殴る」
夜子のシャドーボクシングの真似事に、舞雪ちゃんがからからと笑う。こんな夜にも花火はけたたましい音を立て、咲いては散った。
けれど、二学期入ると、光くんは学校に現れなくなった。彼は丘の上にある大きな病院に運ばれてしまっていた。
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🏵Tag
#Happy_LIFE_22 #ヒグレギ #ナブナ #GarageBand
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